そのためにもクンニは必要不可欠だ。いつもは世界で一番愛している女性のマンコを舐める気分でクンニを行う筆者だが、この時ばかりは違った。
脳内ですっぱいものを思い浮かべ、口内を唾液で満たす。そして、唾液を舌先にたっぷりとまとわりつかせてからクリトリスを舐め始める。
本当は口内の唾液をペッとマンコめがけて吐き出し、さっさと挿入したいところだ。
しかし、さすがにそれは相手にあまりにも失礼である。誠意大将軍を気取る筆者には、死んでもそんな真似はできない。それゆえ、クリちゃんを舐めながら、口内の唾液をゆっくりとマンコに垂らしていくという作戦に出た。
そんな手抜きクンニに、アフンアフンとアエギ声を漏らす肉塊。
よっしャ、これで濡れは十分だべ!
唾液まみれとなったマンコを指で触り、膣口付近に擦りつける。その後、「じゃあ、入れるね」と一声かけてからコンドームを装着。
この頃には暗闇にすっかり目が慣れていたので、肉塊に四つん這いになってもらう。そう、顔を凝視しないで済むように後背位で挿入するためだ!
ヘコヘコヘコ…
バックで腰を振り続ける筆者。肉塊相手でもギンギンに固くなっている愚息だが、こういう時に限ってなかなか発射の前兆が訪れてくれない。
ギュッと目を閉じ、欅坂46の選抜メンバーたちと乱交プレイしているシーンを妄想開始だ! 彼女たちのサードシングルである「二人セゾン」の制服衣装。それを着用した彼女たちと全裸の筆者という組み合わせで、妄想をたくましくしていく…。
スカートの中に頭を突っ込んでクンカクンカしたり、シャツの中に手を入れて揉み揉みしたり、髪の毛に顔を埋めて深呼吸したり…。
ふぅ。
かなり控えめな妄想だったが、おかげでスグにザーメンを吐き出すことができたのだった。
その後、さっさと帰り支度を行い、ホテルを出たところで「じゃ!」と一声かけてサヨウナラ。
そして数時間後、肉塊からまさかのメールが届いたのである!!
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ショーイチさん、今日はありがとうございます。
あんなにたくさんクンニされたの初めてだったので、すごく気持ち良かったです。
また、機会があったらお会いしてほしいです。
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どれだけお粗末なエッチしかしていないんだよ!!
あんな手抜きクンニだったのに、ここまで喜んでいてくれたとは…。まぁ、可哀そうだとは同情したものの、二度目のデートは絶対にあり得ない。
そんなワケで、肉塊からのお礼メールには何の返信もしなかった筆者。まだまだ誠意大将軍を名乗るにはケツが青いようである。
(文=所沢ショーイチ)