2000人以上の女性とエッチしてきた筆者がようやく到達した結論は、
エッチにテクニックなんざ必要ない
ということだ。早漏だろうが、短小だろうが関係ない。一番大事なのは、思いやりなのだ。相手が何を望んでいるか、それを叶えるにはどうすべきか、エッチの間、筆者は常にその命題と向きあっている。
いつも正解を導きだせるわけではないが、バシっとハマった時は、脳内麻薬がダダ漏れ状態となってしまうくらいの多幸感に包まれるのだ。
ふぅ。
挿入時間は、いつも通りたったの数分ほどだったが、相手の女性をイカせまくった後の発射だったので、満足度が非常に高かった。
タマエちゃんの終電の関係で、この日のデートはここで終了。シャワーを浴び、慌ただしく帰り支度を終えてホテルを出る。
そして、駅まで見送っていく道すがら、思い切って彼女に二度目のデートの提案をしたのである。
「タマエちゃんさえよかったら、また会ってくれるかな?」
「ご、ゴメンなさい」
「ん? 別に謝らなくていいよ」
「いえ、実は私結婚してるんです」
「え? 人妻さんだったんだ」
「はい」
「ま、安心して。ストーカーになるつもりもないし、俺のほうからは連絡しないからさ」
「あ、ありがとうございます」
「でもさ、もし万が一これから先またシたくなったら遠慮なく連絡してね」
「はい。ありがとうございます」
こうして、今回のデートは少しばかりの後味の悪さを残して終了したのであった。
それにしても、出会える系サイトで遊ぶ人妻の多さにはいつも驚かされてしまう。もしかしたら、筆者のようなスケベなオスより、彼女たちスケベなメスのほうが出会える系サイトの素晴らしさを享受しているのかもしれないなぁ。
(文=所沢ショーイチ)