片手で彼女の手を握り、ディープキスしながらゆっくりと愚息を埋没させていく。
はぁぁぁぁ、いい湯だなぁ。アハハン♪
熱く滾っていたマンコ内部の肉に包まれ、トロけそうになってしまう。
「じゃあ、ゆっくり動くけど、痛くなったらスグに教えてね」
「あ、あのぉ…」
「ん? どうしたの?」
「このまま手を握っていてもらえますか?」
「もちろんだよ。ゆっくり愛してあげるからね」
「はい」
こうして彼女と手をつなぎながらスローペースのピストンを開始。1回の出し入れに5秒くらい時間をかけるというものだ。
そんなピストンの最中にサラちゃんの顔を観察していたのだが、眉間に縦皺が寄っていて少し苦しそうでもあった。
ここで「痛い?」と聞くのは野暮というものかもしれない。そう考えて、「そろそろイキそうだよ」と囁くことにした。
ふぅ。
筆者は大量のザーメンをダクダクっと吐き出した。挿入時間は数分もなかっただろう。
「平気だったかな? 痛くない?」
「はい。挿入はちょっと痛かったですけど、気持ち良さのほうが大きかったです」
「それなら良かった」
「なんだか私ばっかり気持ち良くなっちゃってゴメンなさい」
「そんなことないよ! 俺もすっげぇ気持ち良かったんだから」
「で、でも」
「サラちゃんが気持ち良さそうに感じてくれることが、俺にとっての喜びなんだからさ」
「そうなんですか」
「うん! だからとても満足しているよ」
「フフ、本当にショーイチさんって優しいんですね」
「え? 俺いま優しいこと言った? エロいことしか言ってないよ?」
「フフフ、わかりました。とにかくありがとうございます」
こうして無事にデートが終了。駅の改札口まで彼女を見送っていきサヨウナラとなった。
その日の夜、さっそくサラちゃんからメールが届いた。
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今日は本当にありがとうございます。
ショーイチさんのコラムを読んで想像していたのよりずっとずっと気持ち良かったです。
今までは男の人に触れられるのは怖かったんですけど、
今日は全然怖くなかったです。
でも、まだショーイチさん以外の男性とエッチするのは怖いです。
勝手なお願いですけど、エッチに慣れるまでしばらくお付き合いしてもらえたらと思ってます。
また私のほうから連絡してもいいですか?
よかったらショーイチさんからも誘ってもらえたら嬉しいです。
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もちろんOKだと返信したのは言うまでもないだろう。
嗚呼、こんな俺でも人様の役に立っているんだ。サラちゃんからの感謝メールを貰い、喜びに打ち震える筆者なのであった。
(文=所沢ショーイチ)