いつもならしばらく余韻を味わうところだが、発射した途端に彼女の体重が邪魔くさくてしかなく思えた。
「じゃ、降りてくれる?」
そう促して身体を離し、ゴムを外すべく上体を起こすが…
な、なんじゃコリャああああああ!
愚息の周囲は血まみれだった! ゴムを外そうと伸ばしていた右手の指先も真っ赤になっていた。
「あ、ゴメンなさい。生理始まっちゃったみたい」
その惨劇を目にし、謝ってくるヨーコちゃん。
道理でマンコが鉄臭かったワケだ。ま、クンニの最中に始まらなかっただけラッキーだろう。
「うん。平気だよ。気にしないで」
恐縮するヨーコちゃんに声をかけながら処理を始める筆者。ティッシュを大量に使い、ゴムの上に被せてなんとか取り外す。
チンコの根元や内モモは真っ赤っかで、目を凝らすと液体だけではなく謎の固形物までコビりついていた。
おえ”っぷ
吐き気に襲われながら、なんとか立ちあがりシャワールームに駆け込む筆者。そして、ボディソープを使って念入りに顔と下半身を洗い流したのだった。
その後、連絡先交換はせず、ホテルを出たところでサヨウナラ。
自宅に戻り、再びシャワーで全身を洗い流す。無事に射精できたのは良かったが、なんとも後味の悪いエッチとなってしまった。
ま、こんなセックスの記憶はさっさと削除するのが一番だ。都合の悪いことはスグに忘れることができるよう鍛えられている筆者なので、この記事を書き終えると同時に記憶から抹消され、思い出すことは二度とないだろう。
(文=所沢ショーイチ)