しかし、彼女を先導する形で歩き出そうとした筆者に、ヨーコちゃんがモジモジしながら話しかけてきた。
「あのぉ」
「ん? どうしたの?」
「私、オッパイちっちゃいんですけど大丈夫ですか?」
顔や体型のコトを気にして、大丈夫ですかと確認してくる女性は少なくない。だが、オッパイの小ささを確認してきたケースは初めてだった。
「ど、どうしてそんなこと聞くの?」
「ホテルに行ってからがっかりさせたら悪いので…」
ははぁん、なるほど。下手にポッチャリ体型ゆえ、落差の激しさを気にしているのだろう。たしかにこの体型でチッパイだったりしたら、男は間違いなく舌打ちするハズだ。
もちろん筆者もそのクチである。だが、あらかじめこう言われたら「大丈夫だよ」と答えるしかないではないか!
こうして線路沿いの道を数分ほど歩き、付近のホテヘルでもよく利用されている激安のラブホにチェックインしたのであった。
部屋に入り、別々にシャワーを浴びてベッドインだ。
ベッドに腰掛けているヨーコちゃんの隣に座り、優しくキスしながら彼女が身体に巻いていたバスタオルをはぎ取る。
肥満児かよっ!!
胸の膨らみがほとんどないヨーコちゃん。その体型は、まるで肥満の小学生の男の子みたいだった。筆者はもちろんノンケだし、ショタコンでもない。
それでも、3日くらい禁オナした状態だったら興奮していたかもしれない。しかし、この日の前日に風俗体験取材でスレンダーなコを相手にしていたので、肥満児体型に興奮するというのは無理ゲーすぎた。
だが、こういう時こそ妄想力の出番だ。
もしかしたら、アソコの具合がすっごくイイのかもしれない。
もしかしたら、フェラテクがすっごくイイのかもしれない。
もしかしたら、マン汁がすっごく美味しいのかもしれない。
貧乏性の筆者にしてみれば、喰わず嫌いなんて言葉とは無縁である。
そう、何事も実戦あるのみだ!
妄想に後押しされる形で、辛うじて舌打ちをおさえた筆者なのであった。