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こんはんは、サヨコさん。
都内の会社員、ショーイチ・36歳です。
たまたまサイトでサヨコさんの書き込みを拝見しちゃいました。
私も数カ月ほどセックスレスで、ご無沙汰状態なんです。
今夜はずっとヒマしてたので、是非サヨコさんと楽しい時間を過ごしたいと思ってます。
とにかく、女性に尽くすのが大好きなので、サヨコさんに喜んでもらえるよう頑張りたいです。
今すぐでも、数時間後でも全然OKなので、気長にお返事お待ちしていますね。
では!
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こんな嘘だらけのメールを送信したところ、10分ほどでサヨコちゃんから返信が届いた。そこから何通かのメール交換を行い、トントン拍子で約束を取り付けることに成功したのだった。
待ち合わせ場所は西武新宿駅の北口改札前。「できるだけ人が少ないところで待ち合わせしたいです」というサヨコちゃんの要望をうけ、筆者が提案した待ち合わせ場所だ。
そして約束の時間通りにサヨコちゃんらしき女性が登場。
パっと見た感じは、サザンの原由子を思いっきり若くして3倍くらい綺麗にしたといったサヨコちゃん。ちょっと生活臭が漂いすぎている感は否めないが、妙に色っぽい。内から溢れ出ているヤリタイオーラのせいかもしれない。
体型は中肉中背といった具合で、可もなく不可もなし。この可もなく不可もなしというのはかなり重要だ。出会える系サイトで不倫相手を探す女性の9割近くは“可がなくて不可だらけ”だったりするものだから。
そんなワケで彼女を一目見てご機嫌になった筆者トコショー。この時点で19時を少し回ったところなので、終電まで3時間以上もあるという計算だ。
昨夜風俗の体験取材で1発ヌいていたが、体調万全ゆえ3時間もあれば余裕で3回以上はエッチできそうである。よっしゃ、今日はキンタマが空っぽになるまでヤリまくるぞ! そう気合いを入れて彼女に話しかけることにした。
「こんばんは、サヨコちゃんかな?」
「あ、はい。そうです」
「さっき【イククル】で約束させてもらったショーイチです。今日はよろしくね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
礼儀正しく受け答えするサヨコちゃん。社会人として世間に揉まれているせいだろうか、地味な色合いのスーツがよく似合っていた。