泣く泣く、腰の動きを止めて「じゃぁ、そろそろ入れるね」と告げ、ゴムを装着して合体開始。
ふぅ。
挿入して数十秒ほどで発射してしまった筆者。
し、しくったぁぁぁぁぁぁぁぁ!
こんな不様な真似を晒すなら、逆向きパイズリで発射してしまったほうが遥かに良かったのにぃぃぃぃ!! 後悔先に立たずである。今さら悔やんだって、アフターフェスティバルだ。
「ご、ごめんね。パイズリが気持ち良すぎて、入れる前から発射寸前だったんだ」
適当に言いわけしてお茶を濁すのが精いっぱいだった。
そして当然のように賢者タイムの到来だ。トコショーアイのスキル効果が消え、ベッドの上のアユミちゃんがただの肉塊にしか見えなくなってしまう。
こうなったらもうお終いである。「じゃ、シャワー浴びておいで」と終了宣言する筆者。
だが、あの気持ちいいパイズリは是が非でもまた経験したいものだ。それゆえ、帰り支度をしている最中に連絡先交換を提案し、再会を約束したのであった。
その後、ホテルを出て駅の改札付近まで彼女を送っていきサヨウナラとなったワケである。
事後に、おデブちゃんや不細工チャンを駅まで見送るというのはなかなかの苦行だ。今回のお相手のアユミちゃんも、いつもならホテルを出たところでバイナラしているレベルだろう。
しかし、あの逆向きパイズリに未練たらたらの筆者だったのでついつい駅まで見送ったのだ。
嗚呼、この原稿を書きながらあの逆向きパイズリを思い出していたら勃起してしまった。しばらくは夢にみるくらい悶々としてしまいそうだ。
だが、この悶々とした気持ちを抱えるのが筆者にとってとても大切なことなのだ。このモヤモヤを原稿にブツけるからこそ、明日の糧を得られるのだから。
(文=所沢ショーイチ)