「北乃さんは妊娠で番組を卒業することになった関根麻里さん（31）の後任MCとして起用されたわけですが、当初はワンポイントだと思われていた。関根さんは番組を仕切ることができますし、コメント力などにも定評がありましたからね。一方、北乃さんといえば、総合司会という立場ながらMC的な仕事はほとんどせず、共演者たちの言葉にうなずいてばかり。明るい笑顔でスタジオを華やかにしていますが、ほぼマスコット状態です。
ただ、北乃さんの力の抜け具合は見ていてリラックスできると評判。ときおり天然発言を呟いたりもするのですが、曜日パーソナリティーを務めるTOKIOの山口達也さん（44）やEXILEのMAKIDAIさん（40）が必死でフォローするシーンを見て、ほっこりした気分になる視聴者も多いようです。現場の雰囲気も和やかだと言われているので、その温かいムードが画面から伝わって視聴者に届いているのだと思います」（芸能ライター）
北乃と共に司会を務める桝太一（34）は、ORICON STYLE調べによる『好きな男性アナウンサーランキング』で4連覇（12～15年）を達成した人気アナだ。『ZIP！』の躍進にはそんな枡の影響も大きいだろう。
リニューアルしながら30年以上続いた『ズームイン!!』に幕を下ろし、11年の春に「打倒・めざまし」の狼煙を上げてスタートした『ZIP！』。この春に悲願を達成したことになるが、『めざましテレビ』には年間平均視聴率で昨年まで7年連続でトップを守り続けてきた実績がある。局のエースアナであった加藤綾子（31）の抜けた穴は大きいものの、新MCの永島優美（24）も黙って首位の座を明け渡す気はないだろう。『めざましテレビ』に対して北乃が何か特別な措置をとるとは思えないが、そのローテンションもまた彼女の大きな魅力だ。そんな両者が今後も繰り広げるであろう激しいデッドヒートからは目が離せそうにない。
（文＝愉快）
