気を引き締め、下卑た顔にならないよう注意しながら彼女に語りかけるトコショー。
「お待たせ! サエちゃんだよね?」
「あ、はい」
「さっき【イククル】で約束させてもらったショーイチです。今日はよろしくネ」
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
嗚呼、声も可愛いなぁ。ちょっとカスレ気味だが、それも加○夏希を彷彿とさせるではないか!
ちなみに、今から15、6年ほど前、加○夏希がデビューして間もないころに彼女の水着グラビア撮影をセッティングした経験を持つトコショー。筆者が新宿の「三愛」で選んだ水着を彼女が着用しているのを間近で見て、実に興奮したものである。
当の加○夏希はすでに三十路越えで人妻になってしまったが、今筆者の目の前に立っているのは24歳のヤリたがり女性。しかもこれからふたりでホテルに行ってチョメチョメするというのだからタマらない!
ウキウキ気分の筆者は、浮足だった状態で彼女をホテル街に向けてエスコート開始。途中のコンビニで飲み物を購入してから、いつもよりグレードの高いラブホテルにチェックインしたのであった。
部屋に入り、飲み物を飲みながらしばしおしゃべり。
「ね、サエちゃん。本当にクンニされたことないの?」
「はい。彼がそういうの全然してくれなくて…」
「じゃ、今までほかの男性とは?」
「あっ、私、今の彼が初めての相手なんですよ」
「え? じ、じゃあ、彼氏以外とエッチするのは?」
「実は、今日が初めてです」
「ち、ちなみに、彼との初エッチってどれくらい前なの?」
「んー、だいたい二カ月くらい前ですかね?」
なんたる幸運!
経験人数ひとりで非処女歴2カ月だなんて、筆者からしてみれば処女も同然ではないか!
いや、もう四捨五入して完全に処女として扱っても構わないだろう。うん、そうに決まってる!
出会った瞬間からヤル気に充ち溢れていた筆者だが、ますますヤル気が湧いてきてしまった。