「こんにちは、レンちゃんだよね?」
「あ、ショーイチさんですか?」
「うん。昨日【ワクワクメール】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
「で、さっそくだけど、俺みたいなので大丈夫? 嫌だったら帰っていいんだよ?」
「全然大丈夫ですよぉ! ショーイチさんこそガッカリしてません?」
「え? なんで?」
「だって、私なんてただのおばちゃんだし…」
「なに言ってんの!? ほら、俺の顔を見て?」
「え?」
「さっきからずっと楽しそうな顔してるでしょ? いつもはもっと仏頂面なんだよ」
「そ、そうなんですか?」
「そうなの! レンちゃんが想像よりずっとずっと可愛いコだったから喜んでるんだよ」
この「可愛いコ」というのがポイントだろう。見え見えかもしれないが、筆者は年増の女性に対してあえて「コ」という表現を多用しているのだ。日常生活ではまず言われていないだろうから、たったこれだけのことでも喜んでくれる女性が多いのである。
こうして早速ホテルに向かう二人なのであった。
ホテルの室内に入り、途中の自動販売機で購入したドリンクで喉を潤す。そしてしばしおしゃべりしてから、別々にシャワーを浴びてベッドインの運びとなった。
今日のためによほど気合を入れていたのだろう。可愛いピンクのフリフリが付いた上下お揃いの下着をつけていたレンちゃん。ベッドの上で仰向け状態になっている彼女の下着をソっと脱がしていく筆者。
「じゃ、俺のほうから攻めるけど、痛いことや嫌なことがあったらスグ言うんだよ」
「はい」
「あ! あと、気持ちいい愛撫とかあったらそれをたくさんシてあげるから教えてね」
「で、でもぉ。恥ずかしいです」
「大丈夫。気持ちよかったらアンって声を出してくれればいいから。そしたらそれをたくさんシてあげるね」
「フフ、ホント優しいんですね」
「そんなことないって、ヤラしいだけだからさ」
濃厚なディープキスを仕掛けると、レンちゃんも積極的に舌を差し出して応戦してくれた。さらには筆者の口内に舌を挿入し、歯や歯茎までペロペロと舐めてくるではないか! テクニックがあるわけではなく、勢いまかせのディープキスといった感じだ。
そんな彼女の勢いに負けていられないと、筆者の愛撫にもますます熱が入る。キスマークが残らないよう細心の注意を払いながら、レンちゃんの耳元、首筋、鎖骨にキスの雨を降らせたのである。