
2013年に放送され、社会現象を巻き起こしたNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』。この作品では、ヒロインの能年玲奈(22)をはじめ、多数の若手女優に大きな注目が集まり、俗に“あま女優”などと呼ばれた。
昨今では、あまり聞かなくなった“あま女優”という言葉だが、彼女たちの勢いは衰えるどころか、ますます加速している。中でも、現在トップランナーといえる活躍をしているのは、有村架純(22)だろう。この有村は、『あまちゃん』終了後に一躍ブレイクし、多数のドラマ・映画に出演。5月公開の主演映画『ビリギャル』は、観客動員200万人を突破し、興行収入も25億円以上という大ヒットを記録した。
放送中の『海に降る』(WOWOW)で連続ドラマ初主演を果たした有村は、花沢健吾原作の人気コミック『アイアムアヒーロー』(小学館)の実写映画のヒロインにも抜擢。すでに映画は完成しており、10月18日までスペインで開催された『第48回シッチェス・カタロニア国際映画祭』のコンペティション部門にて観客賞と最優秀特殊効果賞に輝いた。来年の公開に向けて原作ファンらの期待も大きく膨らんでいる状況だ。また、来年1月にアニメ化も決まった漫画『僕だけがいない街』(KADOKAWA)の映画版のヒロインに起用されるなど、有村の勢いは止まりそうにない。
そんな有村と同じように、女優として積極的な活動を展開しているのが橋本愛(19)だ。テレビなどへの露出は控えめなものの、『あまちゃん』以降、橋本は映画作品に立て続けに出演。その活躍の幅も幅広く、メジャー作品での主演から、実験的な作品への参加など多岐にわたる。来年には、竹内結子(35)主演のホラー映画『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』や、このところ俳優として存在感を発揮するリリー・フランキー(51)が主演する『シェル・コレクター』に出演予定だ。
女優として順調な活躍ぶりを見せる有村と橋本。そんな彼女らと少し違ったカタチで注目を集めているのが、松岡茉優(20)である。