コォォォォッォッォォォォっ!
爪先を内に向けて気持ち三戦立ちとなり、息吹一発。気持ちを落ち着かせて現状を冷静に分析し始めるトコショー。
顔はまぁ、難ありだが化け物ってほどでもないよな? それにあの胸wwww 1メートル越えてるんじゃネ? ククククっ、それにあのケツwwww こっちは余裕で1メートルを越えてそうだな。ん? でもそのおかげでウエストがくびれているようにも見えなくもなくなくナイ!? 人生を何万回繰り返したってこんな女とは恋愛できそうにもないが、ただヤるだけだったらアリじゃね? いや、セックスの相性が良ければ惚れっぽい俺のことだから恋愛対象にもなっちゃうカモカモ…。
…刹那の間にそう考えた筆者が出した答えは…YES、高●クリニック。
こういう女性ともエッチするからこそ、たまの当たり女性がますます神々しく見えてしまうのだ。セックスライフにメリハリをつけるためにも、こうした女性のマンコも取りこぼすことなく頂くのが礼儀って奴だろう。
「こんばんは、マサミちゃんかな?」
「あ、はい。ショーイチさんですか?」
「うん、さっき【ワクワクメール】で約束していたショーイチだよ。今日はよろしくね」
「はい。こちらこそ」
「じゃ、さっそくだけど行こうか?」
いつもなら道化を演じて場を温めるところだが、流石にそこまで自分を押し殺せないトコショー。そう、根は案外正直者だったりするのだ。
だが、このまま無言で最後まで貫き通すこともまた拷問である。これも修行だと割り切って無難な世間話をしながら70分間で2000円という激安のレンタルルームに向かったのであった。
幸いにも待ち時間なく入室することができた。畳二畳ほどの個室と電話ボックスさながらのシャワーボックスがあるだけの部屋である。床にはマットレスの上に敷かれた布団があるだけで足の踏み場もない狭さだ。
「じゃ、先にシャワー浴びてくれるかな?」
そうマサミちゃんを促し、布団の上に座りながら一服開始するトコショー。エッチなビデオでも見てなんとか愚息を奮い立たせたいところだが、ここにはTVなんてものすら無い。
だが、大丈ブイ! 筆者には日頃から培っている妄想力があるからだ。あえてオカズを用意せず、己の妄想のみを頼りにオナニーすることを定期的に行っているトコショー。こうした事態こそ、その妄想力を発揮する場だろう。
タバコを揉み消し、瞳を閉じて妄想開始。
いま、シャワーを浴びてるのは松井珠●奈だ、松井珠●奈だ、松井珠●奈だ!! バラエティー番組で着ていた肉襦袢をつけたまんまだけど、そこがまたお茶目なんだよなぁ。今日はお面まで被っちゃってるけど、ホント照れ屋さんなんだから! ま、たまにはこういうのもアリだよね。なにせマスコミにバレたら大騒ぎになっちゃうんだから…。
中二病全開の妄想だが、日頃の鍛錬のおかげで即座に息子がムックリと目を覚ました。うーん、我ながらなんてデキた息子なんだろう。親馬鹿かもしれないが自慢の息子である。
しばらくしてマサミちゃんがシャワールームから出てきた。そんなマサミちゃんに視線を送らないよう注意しながら入れ替わりでシャワールームに入ったトコショーであった。