【風俗ちょっといい話】 6月の熟女花嫁


 そして、6月のある日、1年ぶりに永島氏が客としてお店を訪れます。その雰囲気を見て、真奈美さんは彼が何も言わなくても、その置かれている状況を察します。その後、再び音信不通になりましたが、翌年の6月のある日、またもや1年ぶりに永島氏が現れたのです。事業失敗後、コンビニでのアルバイト生活を強いられていて、経済的に苦しい彼にとっては、風俗で遊ぶことは年に1回がやっとの状況だったのです。

 当然、次に真奈美さんが永島の相手をしたのは、翌年の6月のことでした。
 
 
 
「わたし、永島さんに聞いたんです。なんで、会いに来られるのが“毎年6月”なんですかと…。その答えは、わたしに初めて会った(初めてプレイした)のが6月だったと…」
 
 
 
 そして、さらなる真相を知った真奈美さんは驚き、喜びます。永島さんは最初に会った時から気持ち、つまり「結婚したい」という想いが変わってないので、毎日、必死に働き、借金を返して、だけど1年に1回、真奈美さんに会うことを糧にすれば耐えられたというのです。

 そんな永島氏が「あと1年で全額返済できそうだから」と言い残し、プレイを終了したのは2年前のこと。そして、その1年後、つまり、昨年の6月初旬に彼は現れました。

 今度は自分が答えを出す…1年前にそう決意していた真奈美さん。結果、永島氏と同じ苗字になりました、昨年6月に。
 
 
 
「娘たちも成人して、事情を理解してくれるようになって。6月の花嫁ですって? いやいや、こんなオバサンだから(笑)」
 
 
 
 謙遜しながら笑った真奈美さん。式などは挙げずに永島氏と娘さんと4人で記念写真を撮っただけだという。その様子を、古いガラケーのカメラで撮った写真で見せてくれた真奈美さん。画素数が少ないから不鮮明だったけど、その笑顔はキレイだった。そして、その6月で退店した彼女…。きっと幸せに暮らしていることだろう。

 たった1年前のことだけど。だけど、これから6月になると思い出す話になるのだろう。
(文=子門仁)

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