山本圭一とは違う!? お笑い界の賃上げに奔走したヤリ手芸人たち


「太田プロに所属する土田晃之さん(42)は、若いころから芸人たちの環境をよくするために事務所と何度も掛け合ったようです。具体的な交渉内容はわかりませんが、それまでの太田プロはギャラの3割が芸人の取り分だったのに対し、土田さんは5割にまで引き上げたそうです。事務所と芸人の取り分が同等というのは、お笑い界では異例といえるものですから、土田さんの貢献度は計り知れないですね。

 そんな土田さん以上に若手芸人のギャラを底上げしたのが、おぎやはぎの矢作兼さん(43)です。彼が人力舎に所属したのは1995年のことですが、それ以前のギャラは吉本と同じ程度でした。しかし矢作さんが事務所と話し合いを持った結果、5割にまで引き上げられ、いまでは芸人と事務所のギャラ配分は6:4にまでなっているといいます。矢作さんはデビュー前にヤリ手の営業マンだったことでも知られますから、そのときの経験が活かされたのかもしれませんね。

 山本さんと同じように芸人たちの賃上げ交渉に成功した土田さんと矢作さんですが、決定的な違いはその態度にあったようです。とにかくイケイケのスタンスで事務所と渡り合った山本さんに対して、2人は他事務所の芸人環境を把握して、若手芸人の教育などにも熱心な姿勢を見せるなど、きっちりと外堀から埋めるように事務所のスタッフと話し合いを繰り返したと聞きます。また、矢作さんは『絶対に自分たちは売れるから』と言って、M-1で決勝大会に進むなどの実績を引っ提げてきたそうです。こうした熱心な姿勢に事務所サイドも納得したのでしょう」(前出)

 事務所の取り分が減るとはいえ、ギャラが増えたことによって所属する芸人たちのモチベーションが上がれば芸の質も高まり、仕事にも結びつくことになる。土田や矢作の働きは、事務所にとっても大きなプラスとなったことだろう。そんな2人と比べて、吉本から解雇されてしまった山本は、それだけ事務所に対する貢献が低かったのだろう。本格的な復帰を果たすには、土田や矢作のように周囲の説得からはじめることが重要になりそうだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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