最高の写真集が完成するも、乃木坂46・白石麻衣がネガティブ発言に終始したワケ


 かつて、バラエティ番組において、小池栄子(34)や安達祐実(33)が撮影における独特の手法について触れたり、新人時代の吉井怜(32)が相当なショックを受けたという噂が業界に伝わるなど、確かに篠山紀信の撮影にはさまざまな伝説がつきまとっている。知恵熱発言は、新たな伝説誕生と呼べそうな一件だが、ファンからすると、そこまで体を張ってがんばってくれた彼女のひたむきさや、一方でグラドルの筧や橋本とは違うナイーブな一面もうかがい知ることができるなど、極めて好印象な話という見方も。グラビア事情に詳しい芸能ライターの織田(おりた)祐二氏が語る。

「あれこれいろんな言い方や見方もできるでしょうが、山口百恵からジョン・レノン、ヘアヌード・ブームなど常に時代を撮り続けてきた日本が誇る巨匠ですからね(笑)。今回の写真集に関しては、秋元(康)氏が『篠山紀信の動物的な勘や本能にまかせた』と決断した時点で、我々凡人の想定を遙かに超えた撮影、内容になることは決まっていたといえますし、彼女本人も自覚していたことでしょう。10万部以上のセールスについても、仮に別のカメラマンだったらどうなっていたか…。また、ここまで彼がトップ・アイドルを撮って立て続けに話題になるというのも近年なかったことで、しばし続いたグラドル冬の時代からの脱却と彼の奮闘ぶりの相関性はしっかり認識しなければならないでしょう」

 乃木坂での活動に加え、女性ファッション誌『Ray』(主婦の友社)の専属モデルとしても活躍中で、“10代の女子が選ぶなりたい顔”で1位を獲得するなど、男性ファンのみならず同性からの支持も圧倒的なものを有している彼女。恐らく、今回の写真集は10代20代の多くの女性ファンも購入しているはずで、彼の写真に初めて接したという者も相当数いるものと思われる。まさに、彼女は時代のかけ橋、時代のセンターと呼べる存在であり、老若男女あらゆる世代を虜にするその極上の美貌と徹底的なまでの殊勝な性格、発言からはまったく目が離せないのだ。
(文=ニイゼキユウジ)

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