きっと「早く乳首を吸いやがれ!」とでも思っているのだろう。数回ほど行ったり来たりを繰り返し、おもむろに乳首に吸いつく。
ンーっ、アーん、アッ!
敏感に反応するアカネちゃん。いやぁ、こうも反応がいいと攻め甲斐があるというもんだ。
たっぷりと乳首を味わった後はクンニタイムだ。
この時フと筆者は考えた。30分くらいクンニしてメロメロのギッタギッタンにしてやるぜ、と。しかし、ラブホの室内には時計が無い。携帯をクパぁと開いて時間を確認するわけにもいかないし、アラームをセットすることもできやしない。
そこで筆者は、先週放送された『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)を脳内で再生することにした。30分番組なのでストーリーの流れを丹念に追っていけば、ほぼそれに近い時間を計ることができるハズだ。
チュプ、クチュ、はむ、レリュリュ
じゅぷッ、ビジュちゅ、シュゾゾゾ
アムアムねロロ、チュレろろ
主題歌を経て、前半部分がそろそろ終わろうかとした所で、アカネちゃんが訴えてきた。
「ね、ショーイチさん、もうオカシクなっちゃうよ」
「うん、オカシクなっていいんだよ。たくさんイってね」
「で、でも、なんかオシッコが出ちゃいそうな変な感じだよ」
「うん、別に変じゃないよ。アカネちゃんがオシッコ漏らしても俺は嬉しいだけだから心配しないで」
「で、でも」
「ね、お願い。アカネちゃんが気持ち良くなってくれたら、その分俺もうれしいんだ」
そう説得した後、二人で軽く水分補給の休憩を取ってからクンニを再開。今度は指を入れながらのクンニだ。
グネン、グジュン、ぐネん
中指の第一関節あたりまで挿入し、入口部分を優しくほぐすように指を動かす。舌でクリちゃんを優しくこねまわしながら。
数分そんなクンニを続けたあと、中指を第二間接のあたりまで挿入。さらに数分後に中指を根元まで挿入。
脳内の『トッキュウジャー』では、敵のシャドー怪人が巨大化したあたりに差しかかっていた。そこで一度指を引き抜いて、今度は中指と薬指の二本を挿入。
最奥の部分とGスポット付近を交互に二本の指で擦りあげる。ワンパターンにならないよう、クリちゃんを舐める舌の動きや指にかける圧に強弱をつけながらだ。
「あ、イっちゃう、イっちゃう、またイっちゃうよ」
「いいよ、イって、イって」
背中をのけ反らせ、腰をガクガクと痙攣させるアカネちゃん。それを見届けてから、徐々にクンニのペースをソフトかつスローに変えていくトコショー。
女性がイったからといってスグにクンニを止めてしまうのはよろしく無い。余韻を味わってもらうために、ゆっくりとフェイドアウトしていくのがトコショー流なのである。時間にして約20分ほどだろうか。予定よりも早く終わってしまったが、こんなもんだろう。
「ね、オシッコ出ませんでした?」、息も絶え絶えにそう問うてくるアカネちゃん。
「全然、むしろアカネちゃんのアソコ、美味しかったよ」、ほぼ無味無臭だったがそう答えるトコショー。
「な、なんか一度のエッチでこんなにイっちゃったの初めてかも」
「えっ? そうなの? これでも攻めるのは遠慮気味だったんだけど……」
「ホントですかぁ? きっとこれ以上されてたら私絶対オカシクなってましたよ」
「そっかぁ、じゃあ今日はこの辺にしてそろそろ挿入しちゃおうか」
「(コクン)」
ここでまたまた水分補給を行ってから、ゴムを装着して挿入開始。
ヘコヘコと腰を振りだして数分もしない内に、またアヤカちゃんが絶叫しだした。
「あ、だめ、また、またイっちゃうよ」
「うん、遠慮しないでイって。俺もイくからさ」
愚息の長さと太さは人並み以下だが、カリの固さには自信があるトコショー。そのカリの部分でアカネちゃんのGスポットを高速で擦り上げながら怒涛のラストスパートを叩き込む。
ふぅ。
二人ともヘロヘロである。しばしベッドの上で荒い呼吸を繰り返すだけだった。
ちょっとハードすぎたかな? アカネちゃんは大きな目を見開いて天井を見つめたまま、ハァハァと苦しげに呼吸している。
こりゃ二回戦をおねだりするのは遠慮したほうがいいかもしれない。筆者も調子に乗って長時間クンニを披露してしまったので、クビや肩の筋肉がこわばりだしていた。
「ホントはもっとシたいけど、この次にとっておこうね」
そう切りだして終わりを告げたトコショー。「この次」と二度目のデートを匂わすことも忘れないのが筆者の姑息なところだろう。
こうして再会を誓いながら駅の改札でサヨウナラ。
なんたる充実感! なんたる満足感!! やはり何事も全力投球である。
アカネちゃんとの二度目のデートが実現するかどうかは不確定だが、筆者は男としてヤりきったハズだ。30分間近く黙々とクンニし続けられる精神力こそが筆者の一番の武器なのかもしれないなぁ。
(文=所沢ショーイチ)
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