待ち合わせ場所に先着した筆者は、街行く不細工な女性をガン見して抵抗力を養う作業を開始。新宿や渋谷にくらべると、ここ池袋は不細工な女性を探すのに苦労が少なくて済む。池袋という街の懐の深さゆえに、可愛い娘も多いがそれと同じくらい不細工ちゃんも多いような気がするのである。
そして約束の時間通りにシホちゃんが現れた!
ウキっ!?
さ、猿顔である。ソフトボール日本代表監督である宇津木麗華を若くしてもう少し綺麗にした感じのシホちゃん。
余裕で、「アリ」だな。
筆者の本来の好みは永作博美のようなタヌキ顔なのだが、キツネ顔や猿顔や爬虫類顔であっても問題ナッシング。要はチンポをネジ込める相手なら誰でもOKだし、見た目の良し悪しとセックスの良し悪しが比例しないことくらいは分かっているつもりだ。
「こんばんは、シホちゃんかな?」
「は、はい」
「【PC★MAX】で約束していたショーイチです。今日はよろしくね」
「こ、こちらこそ」
「じゃ、さっそくだけどホテルに向かおうか?」
「は、はい」
不美人相手だといつもより強気にリードするトコショー。我ながら実にわかりやすい性格しているものだ。
とはいえ、どうせヤるなら少しでも場を盛り上げたい。ホテルに向かいながら会話してシホちゃんを温めてあげることにしたのである。
「シホちゃんはよく池袋で遊ぶの?」
「そうですね。バイト先が池袋なので……」
「え? じゃあ知り合いとかも多いんじゃない?」
「んー、どうですかね?」
「じゃもう少し離れて歩こうか?」
「え?」
「ほら、知り合いに見られたりしない?」
「あ、バイト先は反対側ですし暗いから大丈夫ですよ」
「そっか、ならいいんだけど。ちなみにどんなバイトしてるの?」
「普通の飲食店です」
「いわゆるウエイトレスさんかな?」
「いえ、主に調理ですね」
「へぇ、料理上手なんだ?」
「そんなことないですよ。パスタなんて誰が作っても同じですから」
「あ、イタ飯系のお店なのかな?」
「はい、そうなんですよ」
「俺にしてみたらパスタ作りも十分難しそうだけどな」
「そんなことないですよ。あらかじめ作り方がマニュアル化されてますから」
「ふぅん、そういうものなんだ。でもやっぱり料理が上手じゃなきゃできないと思うよ」
「料理が上手がどうかわかんないですけど、作るのは好きですね」
そんな世間話をしながら、できるだけ顔を見ずにボディのほうをチェック。身長は160センチほどで、スレンダー体型。バストはだいたいCからDといったところだろう。キュっと締まった細い足首が印象的でなかなかの美脚である。
これなら余裕のヨシ子ちゃん。どうせ二度目はないだろうから、とことん楽しんでヤルぞと算段するトコショーなのであった。
そうこうしているうちに、低料金がウリのホテル「K」に到着。昭和の風情を色濃く残した安宿だ。
部屋に入り、別々にシャワーを浴びていざ開戦。もちろん室内の照明は暗くしてからである。