世界選手権で引退はムリ? 浅田真央の“利権”にむらがる大人たち


 また同誌によると、浅田は約10社とCM契約を結んでいるが、契約料のうち20%をスケート連盟に収めなくてはならない決まりになっているという。浅田のCM契約料は約3000万円と報じられている。今後、五輪効果によるオファー増加で契約数は15社にまで増えることが予測されており、もしそうなればスケート連盟は浅田のCM出演で何もせずとも約9000万円が金庫に転がり込む計算だ。

 浅田に引退されて困るのは、国際スケート連盟(ISU)も同じだ。

 ISUの最もおいしい収入源はフィギュア人気の高い日本。フジテレビが独占契約を結んでいる世界選手権の放映権料は「年間2億円以上」とされ、ISUの事業の柱になっている。フジがフィギュアの独占契約を結んだのは、シニア転向直前の浅田を目にした局幹部が「この子がいればフィギュアは看板番組になる」と期待したからだったと伝えられている。

 目論見通りにフィギュア中継は人気番組となったが、安藤の引退によって女子の目玉は浅田一人に絞られた。フジは契約に関して「ソチ五輪を一つのメドに」としており、浅田が引退するタイミングでの打ち切りを視野に入れていたという。男子の金メダリスト・羽生結弦(19)という新たなスターが生まれたことで打ち切りは免れそうだが、浅田がいなくなればISUは契約更新で放映権料を釣りあげることができなくなる。

 また、全部で13社あるISUの公式スポンサーのうち11社は日本企業だ。浅田のスポンサーでもある佐藤製薬や住友生命も含まれており、そういった企業は「真央が引退すれば撤退」という方針といわれている。

 日本スケート連盟にとってもISUにとっても“浅田利権”の存在は非常に大きく、是が非でも現役を続けてほしいようだ。

「浅田の気持ちは引退に大きく傾いているといいます。しかし、ISUのチンクアンタ会長ら幹部たちは、日本スケート連盟に『浅田を何とか口説き落として平昌五輪まで引退させるな』と厳命している。日本スケート連盟の幹部たちも、海外遠征で好き勝手に豪遊できるのは浅田の稼いだ広告費があるから。ISUの命令がなくとも、カネのなる木である浅田を手放したくないのは同じです。幹部たちは『金メダル』という心残りを利用し、浅田の引きとめ工作に躍起になっているようです。五輪前、日本スケート連盟の橋本聖子会長は『真央はやめないと思う』とスポーツ紙にコメントしていたが、これは浅田にプレッシャーを掛ける目的があった。『やめられたら私たちが困る』というのがホンネでしょう」(業界関係者)

 多くのしがらみを抱えながら世界選手権に挑む浅田。その演技はもちろんのこと、出場後に彼女がどのような決断を下すかも注目だ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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