“ビッグダディバブル”終焉? 視聴率頭打ち、勘違い発言…どうなる美奈子

minako0815main.jpg※イメージ画像:『ハダカの美奈子』著:林下美奈子/講談社

 ビッグダディの元妻として一躍有名になった林下美奈子さん。 “美奈子”名義で、先月から芸能事務所「エースクルー・エンタテインメント」と契約しタレント活動を本格的にスタートさせたが、早くも視聴者から飽きられ始めているのではと囁かれている。

 4月21日の『痛快!ビッグダディ19』(テレビ朝日系)でダディとの決別と新生活スタートまでが放送され、もっとも話題性の高いタイミングで自伝『ハダカの美奈子』(講談社)を出版。発売月に発行部数20万部を超える大ヒットを記録した。6月7日には『中居正広の金曜のスマたちへ』(TBS系)で離婚後初のテレビ出演を果たし、その後『ノンストップ』(フジテレビ系)にも出演。ダディとの生活や自身の半生を語り視聴率も良好だったが、7月に出演したバラエティ番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)や『解決!ナイナイアンサー』(同)では視聴率の変化は特に見られなかったようだ。

 さらに、8月11日放送の『爆笑!大日本アカン警察』(フジテレビ系)では、子どもと再婚相手を探すという、美奈子にとってはこれ以上ない見せ場となる企画ながらも、関東地区の視聴率は6.1%と、同番組の平均視聴率の7~8%を下回る格好になったという。

「やはり『痛快!ビッグダディ』というドキュメンタリー番組があってこその美奈子人気なのだと思いますよ。あの番組が過分に演出されたものだったとしても、他人の生活を覗き見るという刺激や、美奈子やダディの生々しい感情自体を“面白い”と感じた視聴者たちにとっては、今のどこか“タレント然”とした美奈子に違和感があるのかもしれません。タレントになったことで視聴者との距離が遠くなったというか…。そうなれば、今度は逆に『昨日まで普通の主婦でしかなかった“くせに”』というアンチすら生まれる可能性があります」(芸能ライター)

 テレビ以外の仕事では、8月7日に映画『ムービー43』のイベントに登場。胸元の開いたボディラインを強調する赤いドレスを身にまとい、「結婚したい。寂しいし、子どもにとっても父親がいた方がいいと思う」と、ダディとの決別後、新たな出会いを探していることを明かした。

 15日には、エイベックス所属の7人組男女グループ「AAA(トリプル・エー)」のメンバーである浦田直也が歌う「世界でいちばん熱い夏」(プリンセス・プリンセスのカヴァー曲)のミュージックビデオに出演し、演技にも初挑戦。“子だくさんのシングルマザーで、子供の面倒を見ながら海の家を切り盛りする店主”を演じた。今後の女優業の展開についても「私にできることがあれば何でも挑戦していきたいと思っています。おこがましいですが、吉高由里子さんが好きなので共演してみたいです」と、並々ならぬ意欲を見せた。

 また、自伝が原作となる映画『ハダカの美奈子』が制作されることも明らかになっている。8日に行われた記者発表会見では、主役を務める元オセロの中島知子が美奈子と同じようなショートカットで現れ「濡れ場をやってみたかった」と語り、中島の“脱ぎ”にも注目が集まっている。

 タレント一年生としては、順調すぎるほど順調に見える美奈子の芸能活動。本人は女優仕事に対しても意欲的なようだが…

「PVでの海の家の店主役は、美奈子のキャラクターをそのまま利用しただけのほとんど演技の必要がないものですし、“おこがましい”との前置きがありただの願望でしょうが、本気で人気女優である吉高由里子との共演を願っているならば、相当本気で演技の勉強が必要になるでしょうね。もちろん、『痛快!ビッグダディ』でさまざまな表情を見せてくれたように、人生経験の豊富さが女優としての道を開くかもしれませんが…。

 また7月11日放送の『嵐を呼ぶ!あぶない熟女~上半期お騒がせ芸能人!全員ぶった斬りSP~』(TBS系)で、“重大発表”として『NPO法人などで、シングルマザーの支援をしていきたい』と将来の展望を語っていましたが、デヴィ夫人に『まずは、自分の6人のお子さんを立派に育てなさい』と説教されていました。『吉高さんと共演…』も含め、足元の見えていない“勘違い”発言とも取られかねないでしょうね」(同)

 タレントに女優、シングルマザーの支援活動と、さまざまな挑戦を続ける美奈子。どれもカタチにならず、映画『ハダカの美奈子』が完成するころに、“あの人は今”状態になっていなければいいのだが…。
(文=近藤チカゲ)

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