あからさまな八百長・ドーピング!? NMB48「みる・さや」写真集対決のキナ臭さ

 NMB48のチームNキャプテンを務める“さや姉”こと山本彩(19)と、同じくチームN所属でAKB48のチームBも兼任する“みるきー”こと渡辺美優紀(19)による1stソロ写真集の売上対決が終結した。同日発売の写真集で売上を競い、勝者のみが回転寿司チェーン「スシロー」の全国放送CMに出演するというこの対決。12月3日付のオリコン本ランキングで、山本の『さや神』(集英社)は初週2.8万部の売上で2位、そして渡辺の『みる神』(光文社)が3.0万部で1位となったため、渡辺のCM出演が確定した。

 2,000部の差で渡辺が制したこの対決だが、結果発表と同時に、NMBおよびAKBグループのファンたちからは「あまりにも露骨……」と失望の声が上がっている。というのも、前評判こそ互角だったが、11月21日に発売されてからは「圧倒的にさや姉の方が売れ行きがいい」とのクチコミが広まっていたからだ。たとえばAmazonでは11月の本ランキングで、小説本や文庫、新書などを含めた他の書籍を抑えて『さや神』が1位。一方の『みる神』はSMAP中居正広の私服本や人気マンガ「ONE PIECE」の関連本、「とびだせ どうぶつの森」公式ガイドブックなどよりも下で7位だ。

「楽天ブックスでは、この一週間の総合で現在『さや神』が11位、『みる神』は25位です。紀伊國屋書店の11月第四週のベストセラーランキングでも、5位『さや神』、6位『みる神』。文教堂書店も同じ週の総合ランキングで4位『さや神』、7位『みる神』。いずれも山本の写真集の方が上回っていて、渡辺の方が上位に来ているのは他の書店ランキングでもほとんどない。ここまで大きな差がついているのに、最終的に渡辺が勝利となったのは、山本を推すファンにとっては納得しがたいでしょうし、渡辺のファンにしても不可解な気持ちが残るのでは。編集者仲間の間でも、『さや姉の圧勝だと思ってたのに変だね』という声がチラホラありますよ。ファンはネット上で最初から渡辺に勝たせるつもりだったのでは、と、八百長疑惑も議論しています。集計期間に渡辺側が大量購入してドーピングを図ったのではという見方も……」(出版関係者)

 渡辺は握手会でのファン対応やブログ・Google+などに載せる自撮り写真や言葉選びの巧みさから、「釣り師」と呼ばれている。今年の選抜総選挙では渡辺が19,159票獲得で19位、山本は23,020票で18位と人気は拮抗していた。だが渡辺の握手会人気は非常に高く、今もまだ人気上昇真っ最中だ。『さや神』の圧勝を阻止したい渡辺の熱烈なファンたちが、写真集を大量購入した可能性も考えられるが……。

「NMBは“みるきー”と“さや姉”のツートップでずっとやってきて、以前のAKBで言う前田・大島のような構図なんです。両者のファンを競わせてさまざまな商品の売上を伸ばすのはAKBグループの常とう手段。総選挙で大島が1位に輝き前田が2位に甘んじた年、選挙結果を反映させた『ヘビーローテーション』以外は、結局前田がセンターポジションに立ち続けて大島ファンの反感を買った。しかし結果的にその対立構図が、AKB現象を盛り上げる大きな要因になったんです。実人気では二番手かもしれないみるきーを“NMBのセンター”的な扱いにして、山本ファンを煽る……という作戦かもしれませんね。次回、また何らかの対決を行うときに、山本ファンが今度こそ勝たせようと闘志を燃やし、売上も倍増すると読んでいるのでしょう。このやり方はさすがにファンをバカにしていると思いますし、敵対関係に仕立て上げられた当人たちも互いのアンチに叩かれて可哀想です」(音楽業界関係者)

 最初から勝負の行方が決まっていたとしたら、勝者も素直に喜べないだろう。また敗者となった山本は忸怩たる思いでいるに違いない。AKBグループは、仲間とはいえ全員が優位なポジションを争うライバルでもあり、戦友でもあると常々メンバーが語っている。だとしても、正々堂々勝負させてもらえない戦いは不本意なはずだ。今後もNMBとして活動していく中で“さや姉・みるきー対決”が勃発する機会は多いだろうが、大人の思惑に翻弄されずにのびのびと活動してほしいものである。

men's Pick Up