「じゃ、そろそろ入れるね」、そう伝えていったん身体を離す。ベッド脇のサイドテーブルに用意していたゴムを取りだす筆者。
“装着!”
宇宙刑事ギャバンの蒸着を気取り、心の中でかけ声をあげながらコンマ数秒でゴムを装備する。
ヌゥヌプニュプ。
正常位で挿入開始。入れた途端にフェラチオしてもらっていないことに気づく筆者。相手が可愛い娘の場合、早漏発射を恐れてついついフェラチオをおねだりするのを忘れてしまう筆者であった。
スローなピストン運動で様子を伺う。すると、ケイちゃんは筆者の耳元に口を当て、「焦らさないで、もっと動いて」と囁いてきた。
そう言われたらもうヤるっきゃナイト。機関車デゴイチの主連棒のようにリズミカルかつスピーディーなピストンを開始した。
筆者にしがみつきながら、アンアンと鳴きまくるケイちゃん。あぁ、オラ幸せずらぁ。
高速ピストンを開始して30秒後、突然クライマックスがやってきた。今にもザーメンが発射されそうだ。だが、いくらなんでも早すぎる。ここで発射してしまったらどんな言い訳をしても格好がつきそうにない。
スポン!
慌てて肉棒を引き抜く筆者。「どうしたの?」、不思議そうな表情で問うてくるケイちゃん。
「あ、体位を変えようと思ってね。次はバックでしようか」
「あ、はい」
「じゃあ四つん這いになって」
身体を起こし言われるがままに四つん這いになり、筆者にお尻を向けるケイちゃん。フとシーツに目を向けると大量の血液が大きな染みを作っていた。
殺人現場さながらの血痕に一瞬ドン引きする筆者。愚息が怖気づく前に慌ててケイちゃんの尻を抱えて挿入した。若干小さくなりかけていた愚息はすぐさまフル勃起。
汽車汽車シュポシュポシュポシュポシュポッポ!
リズミカルに腰を振っていると、太ももの辺りに違和感を覚えた。何事かと目をやると、ケイちゃんのヴァギナから血があふれてきており、筆者の内またを赤く染めていたのである。
筆者は自分の血を見るのが何より嫌いである。わずか数滴の出血でもゾっとしてしまうのだ。だが、他人の血を見るのは大好きなのである。スプラッター映画を見ながらナポリタンを食すのも平気の平左衛門。
むせかえるような血の匂いに包まれながら益々ピストンの速度を上げる。
「そこ、そこ、そこがイイ!」
顔を見られないで済むからだろうか。ケイちゃんはバックの体勢になってからというもの絶叫しっぱなしだ。血まみれの臀部を揉みしだきながらクライマックスへと登りつめる。
ふぅ。
ケイちゃんの昇天と時をほぼ同じくして無事に発射。なんだか久しぶりに女をイかせたような気がする。
事が終わり、正気に戻ったケイちゃんはベッドの惨状に初めて気がついた様子。「ごめんね、たくさん血で汚れちゃったでしょ?」と筆者を気遣ってくれる。
「うん、全然平気だよ。ケイちゃんのほうこそ大丈夫? とりあえずシャワー浴びてきたら」
「はい、そうさせてもらいますね」
こうして順番にシャワーを浴び、帰り仕度を始める二人。
「ね、ケイちゃん。よかったらまたタイミングのあう時に遊ぼうよ」
「あ、はい。いいですよ」
「良かったぁ」
「でも、私こういう遊びするのは月に1、2度って決めてるんです」
「そ、そうなんだぁ」
「だから、また会えるのは早くて来月くらいなんですけどそれでもいいですか?」
「もちろんだよ。また遊びたくなったらワクワクメールに書き込む前に俺に直接メールくれるかな?」
「はぁい。そうさせてもらいますね」
ホテルを出て、飯田橋駅で再会を約束しながらサヨウナラ。JRの改札で彼女を見送った後、地下鉄に乗り込む筆者。金曜日の深夜だけあって、いつもより混んでいる車内。酒席帰りのサラリーマンが多いのであろう、アルコールの匂いが鼻につく。でも、ひょっとすると筆者は血の匂いを周囲に巻き散らかしていたかもしれない。そんなブラッディーフライデーであった。
(文=所沢ショーイチ)
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