『ZIP!』から消えた…日テレ看板女子アナが「横領疑惑」で謹慎処分

babanorikoana.jpg※イメージ画像:日本テレビHP「アナウンサープロフィール」より

 日本テレビの看板アナの一人である馬場典子アナウンサー(38)に“横領疑惑”が持ち上がっていると、発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が報じた。

 記事によると、昨年の夏に馬場がプライベートで行った海外旅行の15万円を超える高級ホテルの宿泊代や飛行機代などの領収書を、ある実業家男性に渡し、20万円を受け取ったという。だが実は、この時の飛行機代はなぜか別の知人が支払っていた。本人が予約していたエコノミークラスの席はキャンセルし、領収書だけを入手。つまりタダで飛行機に乗って、小遣い稼ぎまでしていたという。これが事実ならば、横領というよりも詐欺行為にあたるのではないかと思える。

 馬場アナのこの行為を知った木村優子アナウンス部長(51)は、関係者に説明して回り、もみ消しを画策。事なきを得たかに思えたが、「文春」にスッパ抜かれてしまった。

 この影響か、馬場アナはレギュラーを務める朝の情報番組『ZIP!』の14日・15日の放送に出演しなかった。さらに、先日再々婚を果たした松田聖子(50)に単独インタビューした際のVTRも、馬場アナの姿が映らないようにした不自然な編集で放送され、視聴者は首をかしげた。

「日テレに対する横領ではなかったこともあり、内々でもみ消そうとしていたが、週刊誌報道によってごまかせなくなった。そのため馬場アナに謹慎処分が下ったようです。とはいえ、日テレはアナウンサーの相次ぐ退社で人材不足になっており、ベテランの域に達した彼女の今までの功績も大きいため、それほど重い処分にはならない。近いうちに復帰することになるでしょう」(テレビ関係者)

 馬場アナといえば、数年前に林家三平(41)との交際があったものの、それからは浮いたウワサがなく、このまま“独身キャリアお局路線”を突き進んで木村優子部長の後釜になると目されている。社内で積み重ねてきたキャリアが、身を助けることになったといえそうだ。

 それにしても、超一流企業であるキー局の看板アナともあろう人物が、こんなセコい詐欺まがいの行為をするとは驚きだが…。

「日テレは一昨年に年俸制に移行したため、他局よりも賃金が安い。看板アナだった羽鳥慎一アナが退社したのも、1,300万円あった年収が900万円に引き下げられたためでした。馬場アナも以前は1,000万円近く稼いでいましたが、今では700万円を切っている。他局も日テレよりは多いとはいえ、以前に比べれば厳しい状態。アナウンサーのフトコロ事情は、世間が思っているよりも寂しい」(前同)

 また、先日フジテレビの長谷川豊アナウンサー(36)がニューヨーク滞在費の不正使用によって降格処分を受けたが、こちらも飛行機チケットのキャンセルを利用した“横領”だったといわれている。交通費など経費のちょろまかしは、サラリーマンなら経験した人も多いだろうが、花形職業のアナウンサーまでが手を染めるとは…。それが許されなくなったということも含めて、不況を痛感する出来事である。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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