横領・セクハラ・不倫…不祥事続きのフジテレビ男性アナたち

fujianamens.jpg※イメージ画像:『フジテレビ・全仕事』扶桑社

 フジテレビが12日、『とくダネ!』などに出演していたニューヨーク支局の長谷川豊アナウンサー(36)を降格処分とし、本社付にしたと明らかにした。同局は「業務の規定に違反し、ニューヨーク滞在関連費用の不正使用があった」と説明しており、実質的に横領だったのではないかと推測されているが、「刑事告訴などは検討していない」としている。

 1999年にフジに入社した長谷川アナは、『スーパー競馬』での実況中継や『とくダネ!』のアシスタントなどを経て、一昨年にニューヨーク支局へ異動。海外勤務はアナウンサーとしてのキャリアになりそうだが、これは左遷だったともいわれている。

 その原因とされるのが、09年の生放送での失言。『ニュースJAPAN』のキャスターに着任すると発表された秋元優里アナ(28)を「おっぱい四天王の一人」「おっぱい番長」などと形容したうえ、その際に「この間までやってた外人より、ずっとうまいですからね」と褒めた。この“外人”とは、「ニュースJAPAN」前任者の滝川クリステル(34)のこと。彼女はハーフであるが、れっきとした日本人である。

 これが差別発言として問題視され、フジが「不適切だった」とコメントする事態となった。長谷川アナは生放送で他にも、長野翼アナ(31=昨年退職)を「おっぱい四天王最強の女」と評し、生野陽子アナ(28)を「デブ」呼ばわりし、平井理央アナ(29)について「コイツ、顔写真いらないから脚だけ映しときゃいいんだよ」などとセクハラまがいの発言を連発していた。

 このような人格の長谷川アナが不祥事を起こしたことに、ネット上では「何かやりそうだと思ってた」「性格が悪いだけじゃなく本当に悪人だったのか」なとといった声が上がっている。また、真偽は定かではないが、大学時代の知り合いを名乗る女性の「フジの内定が決まった後に『俺は絶対に奥菜恵とヤる!』と言っていた」「巨根自慢でセックスのことばかり話していた」という書き込みも話題になっている。

 長谷川アナに限らず、フジの男性アナは不祥事が目立つ。5月には伊藤利尋アナ(39)が、車を運転中に女性と接触したにもかかわらず、そのまま走り去るという事件を起こして生放送で謝罪した。結婚1年後に不倫騒動を起こしたフジきってのイケメン・渡辺和洋アナ(36)、ドイツで買春したことを生放送中に告白した佐野瑞樹アナ(40)など、枚挙にいとまがない。また、元フジで現在はフリーの山中秀樹アナ(53)が、不倫相手にストーカーメールを送っていたことも最近話題になった。

「フジは女子アナをタレント扱いしているような局ですが、それによって男性アナも勘違いを起こす。芸人のような振る舞いをしたり、ウケを狙って過激な発言をする傾向があります。それが私生活にも影響して、不祥事を起こしてしまうのでは。フジの男性アナは、仕事で一緒になっても会社員としての自覚が足りないと感じることが多い」(芸能関係者)

 昨年度の視聴率競争で7年にわたって守ってきた3冠の座から陥落し、落日の様相を呈しているフジテレビ。身内の不祥事がトドメにならなければいいが……。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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