躍進の秘密は信心にあり!? 売れっ子創価芸人の秘密

 一説によると、日本国民の10人に1人がその信者とも言われている宗教法人・創価学会。その教えは全世界100カ国以上に及び、中には有名スポーツ選手やハリウッド俳優などの名前も出てくる。当然ながら、日本の芸能界にも、創価学会所属のタレントは多く、有名なところでは、ワハハ本舗の久本雅美などがその代表例だ。ネットで検索するだけでも、創価学会所属の芸能人というのは、その真偽は不明ながらも、それこそ星の数ほど出てくる。

 先日、そんな創価学会所属のタレントから少し話を聞ける機会があったので、今日はそのことを記事にしたい。オフレコを前提に話を聞かせてくれたので、そのタレントが語った芸人Aの名前や、どうしてそんな話を聞けたのかということは伏せさせてもらう。いちおう断っておくが、記者は創価学会員ではない。

 2000年代初頭から巻き起こった一連のお笑いブームに乗って、一躍ブレイクを果たしたA。長い下積みから抜け出したAは、学会入信をきっかけに売れっ子の道を歩むことになった。

 そもそも創価学会の基本的な教えとは、「いかに幸福に生きるか」ということにある。日蓮の教えを汲む学会は、法華経の現世利益を根本として、今の人生をどう幸せに生きるかということを問う。そして、その教えを実践するには、日々の努力と毎日の祈祷(学会で言うところの「題目」)が重要だという。

 Aは、創価学会にありがちな親が会員だったため自分も入信したというタイプの学会員ではなかった。むしろ、そういった宗教というものに強い拒絶反応を持つタイプだったという。ではなぜAは入信したのか。それは、あまりにも長い期間続いた下積みという世界から抜け出したかったためだった。

「とにかく売れたかった。何をしても売れたかった。それがたとえ宗教だろうと、そんなことで売れるならいくらでもやってやろうと思った」

 何をやってもうまくいかない。ただ歳だけはとる。人生のどん底を這いつくばっているころ、Aは、記者が話を聞いたタレントに、「何でも願いが叶うから。とりあえずやってみれば」という誘いを受けた。Aは、わらにもすがる思いで入信したという。

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