木嶋佳苗被告が裁判で“名器&ヤリマン”という立ち位置を貫いたワケ

busuhiraki0413.jpg※イメージ画像:『ブスの開き直り』/著:北原みのり/新水社

 首都圏で相次いで発生した連続不審死事件で、男性3人に対する殺人罪などに問われていた木嶋佳苗被告(37)。4月13日にさいたま地裁で開かれた判決公判では求刑通りの死刑が言い渡され、弁護側は即日控訴した。

 これまで、メディアでは木嶋被告自身のビジュアルをはじめ、法廷でのファッション、そして珍発言がたびたび取りざたされてきた。そこから伺えるのは木嶋被告が持っている“女としての自信”だろう。今回は判決を機に、今一度その法廷での発言を振り返ってみたい。

 被告人質問で木嶋被告は、18歳で北海道から上京したのち、スカウトを受けて複数の愛人契約を結んでいたと述べている。相手は会社経営者や役員などのエグゼクティブだったという。その愛人契約は、もちろんセックスも込みだ。聞けば木嶋被告はその男性たちに、

「今までセックスした中で、あなたほどすごい女性はいない」

 と、セックスを褒められた事を証言。さらに木嶋被告は愛人契約だけにとどまらず「愛人の人は私を褒めて下さったけど、一般の人はどうかな」と、いわば“自分の市場価値を知るため”池袋のデートクラブにも登録し、そこでも男性とセックスしてお金を得ていたという。そこでも、

「はい。うーん、具体的には……テクニックよりも本来持っている機能が高い、と」

 サラリと名器自慢。また長年付き合っていた男性と初めてセックスしたときのことを問われた際も、

「ん~、はい。『こんなに相性がいい女性は初めてだよ』とか。ん~、『自分は淡白な方なんだけど、こんなにセックスがいいと思ったのは初めてだった』とか……」

 と再びサラリ。木嶋被告が言うには、木嶋被告とセックスした男性は皆感動を覚えているようだ。また、男性から金銭的な援助を受ける事が“当たり前”となったのはどうしてか、と問われた際にはこう答えている。

「19歳のときに初めてぇ~、愛人契約を結んだ男性がキッカケで、私は一般の女性とは違う……これはセックスのことです……違う世界を男性に与える事ができると分かってきてぇ~。……いろいろ研究していくうちにぃ~、性の奥義を極めてみたいと思うようになって、どんどんエスカレートしていきました。受け取る額も大きくなっていってぇ~、付き合う男性のクラスも上がっていきました。そこで、癒しや活力を与えることを、自分の中で仕事のように感じるようになり、一般の女性にできないことなら、私はこの分野で受け取るのは正当な報酬なのだと思うようになりました。ですから、セックスの対価としてお金を受け取るのは、それなりの努力をしていたので、正当な報酬だと思っていました」

 とにかく木嶋被告は、セックスのこととなると、真偽はさておき“名器&ヤリマン”という立ち位置を貫いた。

「実際やってみなきゃ名器かどうかなんて分かんないですけど、ちょっと試してみるのも勇気がいる相手ですよね。それにやっぱり、いくら名器といえども、相性とかありますから、ホントかよっていうのも思います」(男性記者)

 長年交際していた男性は証人出廷した際、木嶋被告から精力剤を飲まされていたことを明かしている。この男性との始まりはセフレという関係からだった。そこから彼氏彼女の関係に発展したにもかかわらず、男性が精力剤を飲まなければならない状況とは……本当に木嶋被告は、あらゆる男性から褒め讃えられるほどの“オールマイティ名器”だったのか? おそらくこれらの供述は、金銭感覚がズレていることや、当時、多額の現金を受け取る事が当然だと思っていたことをアピールする“戦法”だった可能性が非常に高いのではないだろうか。
(文=高橋ユキ)

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