宮迫ファミリー拡大中! 雨上がり・宮迫は紳助の後釜を狙ってる!?

 在京キー局でのMC担当番組が6タイトルを数え、地方局でのレギュラー・準レギュラー番組は4つに出演。タカアンドトシなど、後輩芸人の番組にもたびたびゲスト出演する雨上がり決死隊の2人。番組改変期における特番では、誰よりも多くのMCをこなす彼らは今もっともテレビで活躍している芸人と言える。そんな彼らが熱心に力を注いでいるのがファミリーの地盤固めだという。特に以前から指摘されることの多かった宮迫博之の派閥拡大振りは、最近になって顕著だという。今夏、大物芸人の引退のあった芸人界。後釜にもっとも近いのは雨上がり決死隊の宮迫だと見る向きも強い。

「『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の影響からか、「宮迫のイジった芸人は売れる」という伝説まで生まれ、若手芸人にとって宮迫さんというのは神様のような存在です。後輩の面倒見も良いことでも知られていますしね。特に最近では、カラテカの入江さんなどが、宮迫推しの筆頭若手芸人ではないでしょうか。『芸人報道』(日本テレビ系)では、入江さんのダメっぷりに焦点を当てたコーナーが人気ですし、若手とすればそうやってイジってもらえることが何よりも嬉しいはずです。まあ、その後本当に売れるかどうかは本人の力量によるところが大きいですけど、きっかけを与えてくれる先輩芸人は何よりも有難い存在といえるでしょう」(業界関係者)

 ネタ番組や若手の登竜門的な番組の少なくなった現在のテレビバラエティー。テレビで活躍するのに、もっとも手っ取り早い方法が、大物芸人による「鶴の一声」だとこの関係者は指摘する。

「たとえば、昨年一世を風靡した戦場カメラマンの渡部陽一さんも、千原ジュニアさんの「面白い人がいる」という一言からあれだけのブレイクを果たしました。制作サイドとすれば、信頼する芸人の言葉であれば参考にしないわけにはいきませんし、そういった推薦は煮詰まった会議ではとても有難いものです。番組にとってメインMCを務める芸人さんの意見は大切なものですからね。雨上がり決死隊の宮迫さんも、あれだけの番組をやっているんですから、当然それだけ影響力があるというわけです」(前出)

 大物芸人が目をかけることによって番組出演のきっかけを掴む若手芸人。その若手芸人が活躍の場を広げれば、目をかけた芸人の株も上がるというもの。まさに宮迫はそれを実践しているに過ぎない。そして、かくいう宮迫もまた1990年代後半にダウンタウンの松本人志に見出され、『ガキの使いやあらへんで!! 』(日本テレビ系)に出演、ブレイクのきっかけを掴んだ若手芸人だった。

 近頃ファミリーの強化を噂される宮迫とすれば、先輩芸人から受けた恩を後輩に返しているだけのことなのかもしれない。たびたび週刊誌を賑わす女遊びとテレビで散々イジられている恐妻家という顔は、宮迫博之という芸人の代名詞でもあるが、彼のTwitterから見える素顔は、家族に料理を振舞う”良きパパ”という一面。もし、現在彼に囁かれている派閥拡大という野望が、何の打算もないものだとしたら、近い将来、過去の紳助ファミリーなど問題にならないほどの大きなグループになることだろう。

(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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僕たち、宮迫博之さん大好き芸人です

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