「ドリムスは姥捨山」発言は田中義剛からのエール?

doremo0819.jpg※画像はドリームモーニング娘。公式サイトより

 今年1月、中澤裕子や飯田圭織、安倍なつみをはじめとするモーニング娘。卒業メンバーらで結成された「ドリームモーニング娘。」。4月20日に発売されたドリムス。名義でのファーストアルバム『ドリムス。(1)』もオリコンランキングの最高順位が10位と、健闘を見せた。  

 そんなドリムス。メンバーのひとりであるミキティこと藤本美貴と、生キャラメルで一時期ブームとなった「花畑牧場」を経営する田中義剛が『DyDo×花畑牧場』と銘打たれた2社のコラボ商品「花畑牧場 ティーオレ」「花畑牧場 練乳ミルクセーキ」の商品発表会見に出席した際の、田中の発言が話題となっている。

 これらの商品は全国の自販機、約25万台などで発売される予定であるが、田中はこれについて「ドリームモーニング娘。じゃあ25万枚もCD売れないでしょうね」とドリムス。の話題に触れ、さらに「やっていて楽しいの? 本当はもういいんじゃないの?」「何がドリームだ? 夢も希望もねえじゃねえか。『姥捨山』でいいんじゃねーか」と辛辣なコメント。そしてメンバーの安倍なつみが先日、ミュージカル俳優の山崎育三郎とのキス写真が週刊誌で報じられたことを受けてか「小さいスキャンダルしかねーじゃねーか」とコメント。これについては一部ニュースサイトも<速報>として報じているところもある。

 この発言を受けてネット上では「みんな分かっていたけどあえて言わなかったのに……」「ウバムス いいじゃないか」など田中に同意する意見もみられるが、「ただの暴言だ」「ただただ不快なだけの悪口レベルで全く笑えない」など、怒りを込めたコメントも多々みられる。

 田中といえば、かつてはバラエティー番組で目にする機会も多かったが、1992年、北海道に花畑牧場を設立してからは表舞台に姿を現すことは少なくなっていた。花畑牧場は、ヒット商品の生キャラメルで一躍全国区に。09年には都内にも直営店「花畑牧場カフェ」が5店舗オープンし、客が途絶えない時期もあったが、その年の冬には他店との統廃合という形を取り、早速一部閉店となった。同年には生キャラメルを製造していた札幌工場を一部閉鎖し、派遣社員300人についても契約を更新しないことが報じられたこともある。現在、一時期の生キャラメルブームほどのヒット商品はないが、花畑牧場のホエー豚や生キャラメルを使って他企業とコラボ商品を開発するビジネスモデルでここ数年はしのいでいるようだ。

 今回の商品発表会見での田中の「暴言」は、このように経営者として実績を積んではいるが、生キャラメル人気も落ち目となった今、再び芸能界において”毒舌キャラ”で復活を遂げようとしているのか、との憶測も働くが……。

「いや、それは違うと思いますよ。田中が代表取締役を務める花畑牧場は、主要株主がアップフロントグループ。そして田中も藤本も所属事務所はアップフロントエージェンシー。言ってみれば身内が身内に対して毒舌を吐いてる格好ですからね。今回の会見が話題を集めれば、それだけ商品についても注目が集まることになりますし、これはもう織り込み済みのやり取りですよ」(芸能ライター)

 確かに商品アピールのための”あえての毒舌”ということに間違いはないだろうが、一方で、この毒舌が田中なりのエールなのではないかという見方もできる。『姥捨山』『25万枚もCD売れない』などの過激な発言を会見の場でメンバー本人に言うということは、たとえ冗談であっても、藤本は悔しさを感じるはずだ。田中の言葉を深読みすれば、ドリムス。にこのまま現役で活躍しつづけ、モーニング娘。とこれからも勝負していってほしいという気持ちと、自分の毒舌でさらに奮起してほしい、という気持ちが込められているのではないだろうか。

『モーニング娘。コンサートツアー2011春 新創世記 ファンタジーDX』

 
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