芸能界の”おしどり夫婦”その仮面の裏側と旦那の本性

oniyome0523.jpg※イメージ画像:『鬼嫁日記~いい湯だな』/ポニーキャニオンより

 売れて花咲くことも厳しいとされる芸能界で、生き延び活躍し続けることは、さらに困難なことだろう。いつか、弱肉強食のこの世界に飲み込まれていく者がほとんどのはずだ。ただそれは、心強い味方がいれば別の話。それがプロデューサーであったり、芸人であれば相方であったりとさまざまであるが、”夫婦”という形で、二人1セットで芸能界を生き抜いていく者もいる。その中でも、”女子プロレスラー”と”医者”という異業種の組み合わせは、異彩を放つところでもあり、業界での需要も多い。

 女子プロレスラー「J」の横暴な立ち振る舞いに、タジタジになる人柄の良い医者の「K」。愛があるからこそ成り立つこの二人の関係は、テレビで見ていてもほほ笑ましい。しかし、数年前までマネジャーを務めていたという人物に話を聞いたところ、2人の関係は、必ずしもテレビで目にするような”おしどり夫婦”ではないようだ。

 元マネージャーは言う。

「もう2度とあの二人にはかかわりたくないですね。黙って逃げ出したような形で辞めてしまいましたが、後悔はしていません」

 いったい何があったというのだろう。女子プロレスラーである妻に、暴力でも振るわれたのだろうか。

「いいえ、それはありません。奥さんはとても良い方で、あいさつもしっかりとしてくれるし、気使いのできる方でした」

 はて? では夫の方に問題があるというのか。しかし、いかにもお人よしの旦那に非があるとは思えないのだが……。

「お人よし? 笑わせないでください。奴はクソです」

 吐き捨てるように言う、元マネジャー。

 果たして夫であるKの素顔とは、どんなものなのだろうか。

「まず、僕に対するあいさつはありません。車で迎えに行き、こっちから声を掛けても、ほぼ無視。人間とは思ってもらえていないようでした」

 当時のことを思い出したのか、次第に声を荒げる元マネジャー。

「車に乗っている時もひどいんです。Kは後部座席に座るのですが、『しっかり運転しろよ』『てめー、ふざけんなよ』など、僕は身に覚えのない暴言を吐かれ、さらには運転席のシートをガンガン後ろからけってくるんです。それが毎日でしたからね。逃げ出したくもなりますよ……」

 尻に敷かれているイメージのあるK。隣にいる妻のJは何も言わないのだろうか。

「奥さんはいい人なんですが、旦那には甘いですね。よっぽどのことがない限りは、夫の横暴は放置です」

 さらに話は、最近では見慣れてきた感もある、Kの頭髪の違和感について及んだ。

「ああ、あれは”ヅラ”です」

 断言した。頭から外したところでも目撃したのだろうか。

「さすがに取ったところは見たことありませんが、週に1回、韓国の方に行って、カツラのメンテナンスをしています。同行したことはありませんが、その日は、ヤツと顔を合わせなくて済むので気が楽でした。カツラ、様々です」

 なるほど。ほほ笑ましく見えた二人の関係。実はそんな裏の顔があったとは。不満がたまりにたまり精神的に追い詰められ、何の報告もせずに仕事を辞めたこの元マネジャー。「もし会ったら、何をされるか分からない」と、数年前の出来事にもかかわらず、おびえた表情を見せる。

 人の性格は、そう簡単に変わるものではない。だとすると、いずれKの本当の顔が表ざたになることは避けられないだろう。いくらこの夫婦が業界で需要があるといえども、評判が落ちれば、そのポジションに取って代わる者はいくらでもいる。それが芸能界。そんな日が来る前に、妻であるJが、必殺技のパイルドライバーで、Kの心のゆがみを治療していく必要があるだろう。
(取材・文 ケビン・スペルマー)

『鬼嫁 エプロン』

 
こちらの夫婦はどうなのだろう?

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