渡部陽一、楽しんご、マツコ・デラックスetc 2010年芸能界 妄想Dynamiteバトル!

battle1229.jpg画像は左上より時計回りに『世界は危険で面白い』(産経新聞出版)、『『SHINNOSUKE―市川新之助写真集』(ワニブックス)
アタシがマツコ・デラックス!』(ソニーマガジンズ)、『With You―水嶋ヒロセカンド写真集』(主婦と生活社)
向井理ファースト写真集-ライカム』(ワニブックス)、イベント告知チラシチラシ、より

 いつからか紅白歌合戦よりも、こっちを見たほうが「ああ、今年も終わりだなー」と思うようになったぐらい、すっかり大晦日の恒例行事として定着した感のある格闘技イベント『Dynamite!!』。毎年、”打倒・紅白(歌合戦)”を掲げてきただけあって、過去にはタレントのボビー・オロゴンvs第64代横綱・曙(2005年。ボビーが勝利)などというぶっ飛んだカードが組まれたこともあった同イベントだが、今年はそういった意味でのサプライズ的なカードはなし。

 そこでメンズサイゾーでは、サプライズのなかったDynamite!!のかわりに(?)、今年話題になった芸能人たちで、こんなスペシャルマッチを組んでみた! 試合のルールは、お互いの特技や持ちネタをリングの上でぶつけ合うメンズサイゾー特別ルール。はたして、どんな試合が飛び出すのでありましょうか?(以下、かつてのプロレス名実況アナ、古館伊知郎調でお読みください)。

<第1試合>渡部陽一vs楽しんご

watanabetano1229.jpg画像は『世界は危険で面白い』(産経新聞出版)、イベント告知チラシより

 大会のオープニングを飾るのは今年、テレビに出まくりだった”戦場カメラマン”渡部陽一(38)と、”いろんな意味でゲイ人”楽しんご(31)。まず、先に入場してきた渡部は、戦場に赴く際はいつもこれを聴いて自らを奮い立たせるというEMINEMの『Lose Yourself』に乗ってリングイン。まさにこれから戦いの渦中に飛び込まんとする男の覚悟が滲み出た表情。もちろん、その手にはしっかりカメラが握られております! 続いて、楽しんごは、大ファンだというサラ・ブライトマンの曲に乗って、ニコニコしながら観客に手を振りながらの入場。これから一戦を交えようという緊張感は皆無だ。さあー、一体どんな試合になるのでありましょうか? カーン!(←ゴング)。

 まずは、くねくねとした動きで渡部の周りを行ったりきたりしながら、渡部の出方を伺う楽しんご。渡部はその動きに戸惑いを浮かべながらも連続でシャッターを切っていく。フラッシュの光で楽しんごの視界を奪い、一瞬の隙を攻撃する作戦か? しかし、ここで突如、楽しんごが低音ボイスで「ごめん。6円貸して」と、東幹久のモノマネで渡部に告げたーっ。「えっ」という表情で、動揺する渡部。その生真面目な性格を現すようにポケットの中を探している。その隙を見逃すまいと楽しんご、すかさず独特の踊りから「ドドスコスコスコ……」と必殺のムーブに入ったーっ。「ドドスコスコスコ、ドドスコスコスコ、ラブ注入」と言うと同時に、胸の前でつくったハートマークを渡部の胸元目がけて思いっきりぶつけていくーっ!! しかし、渡部まったく動じない! むしろ、楽しんごがキャーッと悲鳴を上げ、のたうち回っているっ!! これは一体どうしたのでありましょうか?(ここで、ドクターチェックが入る)。そして、レフェリーがマイクを持ったぞ?

「楽しんご選手、両手の亀裂骨折のため、試合続行不可能です。よって、渡部選手の勝利とさせていただきます!」

 おーっと、レフェリーが試合を止めたーっ!! どうやら楽しんご渾身のチョップが、渡部の着用する「鉄板入り防弾チョッキ」の、鉄板部分を直撃したようであります。これは楽しんご、迂闊だったか? それとも渡部の作戦勝ちというべきか? 第1試合は、ほぼ何もせずに渡部の勝利となりました!!

◎渡部陽一vs楽しんご●
1分35秒 ドクターストップ

<第2試合>市川海老蔵vs向井理

ebimukai1229.jpg画像は『SHINNOSUKE―市川新之助写真集』(ワニブックス)、『向井理ファースト写真集-ライカム』(ワニブックス)より

 第2試合は、暴行傷害事件で世間を騒がせた禊とばかりリングに上がることを決意した市川海老蔵(33)と、『ゲゲゲの女房』の大ヒットなどで、今年もっともブレイクした俳優のひとり、向井理(28)の一戦! 176cm、80kgという海老蔵に、182cm(体重不明)と身長では上回る向井。特技は海老蔵がバスケ、向井はサッカー歴12年でポジションはDFと、ディフェンス能力も高そう。これは熱いバトルになりそうな予感だ。先に神妙な面持ちで入場してきたのは海老蔵。おーっと! その傍らには、海老蔵との示談を済ませたといわれるあの人が付き添っているっ! これは意外な展開、そして海老蔵にとっては心強い味方かーっ。続いて、向井もリングイン。さあー、あとは運命のゴングを待つばかりですが……おっと? ここで向井がいきなりマイクを持った。どんな挑発が飛び出すのでありましょうか?

「海老蔵さん、まずは今日の僕らの対戦を祝して乾杯しましょう。僕が1杯おつくりします!」

 なんと向井、試合前にまずは乾杯を交わそうというアピールであります。あっけに取られる海老蔵を尻目に、芸能界に入る前、6年間バーテンをやっていた向井、さすがに慣れた手つきでシェイカーを振っていくーっ!! そしてグラスに注がれたカクテルを海老蔵に差し出す向井、さあ、海老蔵はそれを……受け取った、受け取ったーっ。ニコッと微笑むと、グラスを空けていったーっ!! 一連の事件報道で、酒癖の悪さをさんざん指摘されてきた海老蔵、大丈夫なのでありましょうか? ここで向井からマイクを奪った海老蔵、向井に何を言うのでありましょうか?

「オマエも飲めよ!」

 出た出た! 海老蔵が、向井に掟破りの酒の強要だーっ! しかし、ニコッと微笑んだ向井、マイクを奪い返すと「いいですよ。でも、海老蔵さんシェイカー振れるんですか?」と余裕の返答。

「そんなもんいらねーよ。これで飲め!」

 あーっと、海老蔵、灰皿にテキーラを注ぐと、それを向井に差し出したーっ! これはいけません! ジャッジに与える印象は最悪だ。しかし海老蔵、そんなことはお構いなしとばかりに、リングに向井を押し倒すと頭を押さえつけて口元に灰皿テキーラを近付けているっ。その瞳には邪悪な炎が宿っているっ!! バタバタと足を動かして必死の抵抗を見せる向井。これは危険だっ! ……おーっと、ここで何者かがリングに入ってきたっ! そして海老蔵に襲いかかるっ!! これは……、海老蔵とともに入場しセコンドについていたあの人だ! 海老蔵の灰皿テキーラの再現を見て、またしてもキレてしまったようであります。殴る、蹴る、ボッコボコだーっ!! これはいけない!

 カンカンカンカン! あーっと、レフェリーが慌てて試合を止めたーっ!! 暴行を働いたあの人は既にリングにはいません。逃げていったようであります。リング上には、何が起こったのか飲み込めていない様子で立ち尽くす向井の姿。そして、かたや海老蔵はぐったりした様子でタンカで運ばれていく~っ。今、リポーターから入った情報によれば海老蔵は、虎ノ門病院に直行するようであります! 凄惨な結末となったこの試合は、たった今、レフェリーによって無効試合が告げられました。

市川海老蔵vs向井理
5分42秒 無効試合

<メインイベント>マツコ・デラックスvs齋藤智裕

matukohiro1229.jpg画像は『アタシがマツコ・デラックス!』(ソニーマガジンズ)、『With You―水嶋ヒロセカンド写真集』(主婦と生活社)より

 メインを飾るのは、これまた今年テレビに出まくりだった毒舌女装タレント、マツコ・デラックス(38)に、齋藤智裕(26)という、一見、ピンとこない名前の人物との一戦。ファンもいまいちピンと来ていないようですが、未知の大物なのか? まず先に、178cm、140kg、スリーサイズは140cm×3というマツコがその巨体を揺らしながら、大ファンだというCoccoの曲で入場してまいります! 続いて、齋藤智裕選手の入場ですが…おっとマスクを被っているっ! マスクを被って花道を歩いてくるこの男の正体は一体、誰なのでありましょうか? リングインした斎藤、自らマスクに手をかけて、マスクを投げ捨てた! その正体は……おーっと、水嶋ヒロだーっ!! なるほど、考えてみれば齋藤智裕とは、処女作『KAGEROU』でポプラ賞小説大賞を受賞した水嶋ヒロの本名だっ。それを思えば、彼がった今、絢香の曲で入場してきたのも納得であります。さあー、はたして、どんな一戦になるのか? カーン!

 さあー、イケメンを前にして舌なめずりのマツコ。その巨体を揺すりながら、とにかく水嶋に抱きつこうと必死だーっ。それに対して、水嶋は…ただただ、右往左往しているっ!! ツイッターで一般フォロワーに「右往左往」の使い方の間違いを指摘された水嶋、今、身をもってその意味を知っているのでありましょうか? おっと、そうこうしているうちにマツコの動きがピタリとやんだーっ。大粒の汗を流しながら両膝に手をついて、早くもゼエゼエと肩で息をしている。「タバコの値段が1000円になるまで吸い続ける」と公言するほどヘビースモーカーのマツコ、早くもスタミナ切れか? おーっと! ここでマツコのセコンドからタオルが投入されたっ! 戦意喪失だーっ!

●マツコ・デラックスvs齋藤智裕◎
2分06秒 マツコの戦意喪失

 というワケで、勝手に妄想バトルを繰り広げてみたワケですが、いかがでしたでしょうか? 2011年もみなさんの暴れっぷりに期待したいと思います。ごきげんよう、さようならっ!!
(文=マラ立伊知郎)

爆乳キャットファイトFINAL

自分のプライドと裸をかけてバトル!!

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