お相手は「かなり年上の業界人」

やまぐちりこの初体験は「枕営業」? AKB48時代のセックスを暴露

sodrikopin.jpg『やまぐちりこ 超極小モザイクDebut!!』

 今夏、「あのトップアイドルがAV転身!」という触れ込みでAVデビューし、大ヒットを飛ばしたやまぐちりこ。その正体が、今もっとも勢いのあるアイドルグループ・AKB48の元「選抜」常連メンバー、中西里菜であったため、盛り上がりは相当なものであった。AKB時代、シングル選抜に起用され続け、常に人気上位を誇っていた中西だが、持病の喘息と慢性的な腰痛を理由に2008年11月、同グループを卒業していた。そんな彼女が芸名を改めて文字通り”裸一貫”再デビューしたことは、古参ヲタは勿論のこと、増殖し続けるAKBファンにも深い衝撃を与えた。

 8月末に衝撃のAVデビューを飾ってから、毎月のように過激作品をリリースしてきた彼女。秋には「失踪してしまった」という不穏なウワサまで流れたが、新年からメーカーをソフト・オン・デマンドに移籍し、装いも新たに活動していくことが明らかになった。また、このたび発売された雑誌「ソフト・オン・デマンドDVD1月号増刊」(SOD)にて、表紙と巻頭を飾っているが、ロングインタビューで彼女は赤裸々にアイドル時代の性について明らかにしている。同時に、「週刊大衆」(双葉社)でもインタビューに応じ、初体験の思い出を語っている。現役のAKBメンバーたちも同様の経験をしているのではないか、と疑念を抱きかねないほど、彼女の告白は赤裸々だった。

 AVでは初々しいからみを見せてくれたりこちゃん。想定通りというかなんというか、体験人数は1人だけだったという。しかし、その相手は彼氏ではない。地元・大分を出て上京してから、彼氏ができたことはなく、かといって大分で平和に暮らしていた時代にも、男の子と付き合ってはいけないと決めていたという。

「ずっとアイドルに憧れていたんです。(中略)デビューしてから、プライベートの写真とかが流出したら困ると思って」(「大衆」より)

 自らに恋愛禁止条例を課し、ヤンキー路線に転ぶこともなくヴァージンのまま上京した彼女は、まさに清純派アイドルの鑑であった。ところが、17歳のある日、彼女はある男性に処女を捧げる。「ソフト・オン・デマンドDVD」では”一回り”、「大衆」では”二回りくらい”としているが、とにかく12~24歳ほど年上の男性と、性交に至ったのだという。30~40歳前後にして、17歳のアイドルの処女を奪った羨ましいこの男性、なんと「同じ業界の人」。場所はラブホテルではなくキレイなシティホテルだったというから、そこそこ地位もお金もある人物だったのだろう。キスすら経験したことのなかったウブなりこちゃんは、緊張しすぎて頭が真っ白だったそうだ。

 その後も何度か彼と肉体関係を持ち、だんだん気持ち良さも分かってきたという。彼氏でもないのにセックスを重ねた理由は「この人だったら任せて良いかな……って思ったから」。

 同級生との爽やかな恋愛でもなく、父親ほど年齢の離れたオトコとシティホテルでの情事……。アイドルとオジサンとのセックスと言えば、誰でも「枕営業」や「愛人関係」を連想してしまうだろう。まさにイメージ通りのエロティックな出来事が、わずか17歳、AKBとしてデビュー間もなかった頃の彼女の身に起こっていたわけである。となると前述のように、彼女以外のメンバーも同様の情事に耽っていたのではないか、という疑念が湧く。奇しくも、AKBはこれまで、主要メンバーの篠田麻里子に運営会社AKS社長の「愛人疑惑」、秋元才加に演出家・広井王子との「深夜お泊まり」が疑われてきており、年上の業界人との情事となればそれが「愛人契約」や「枕営業」と推察されてもおかしくはない状況である。

 篠田とAKS社長は愛人関係を「事実無根」と否定。だが、篠田がまだ現在の芸能事務所に移籍する以前のイチAKBメンバーである時代から、好待遇を受けているという情報は飛び交っていた。確かに、社長と同じ高級マンションの一室に住まうということ自体、他の上京組とは明らかに違う。そして秋元才加に至っては、彼女の部屋に広井王子が宿泊したことは双方認めている。秋元が広井の「お気に入り」として、彼の演出する舞台などにたびたび出演させてきたことからも、不適切な関係が疑われており、未だ火種はくすぶっている。

 華やかに見える芸能界で、美しく着飾ってライトを浴びる彼女たちも、内側には数々の葛藤を抱えていることだろう。やまぐちは、「アイドル時代といま、どっちの方が充実してる?」との質問に、「いまの方が幸せですね」とキッパリ答えている。「優しくしてくれるマネージャーがいて、支えてくれるスタッフの皆さんもいる」。もしかしたら、AKB時代、仲間であると共にライバルでもある少女たちの中で彼女は孤独だったのかもしれない。だからこそ、頑なに守り続けてきた処女を年上男性にあっさりと捧げ、身を委ねてしまったのではないだろうか。

 アイドル、歌手、女優、モデル、グラビア。芸能界にはさまざまなポジションがある。しかしその中で上位に昇りつめることができるのは、ほんの一握り。しかも君臨していられるのも一瞬のことだ。AKBの峯岸みなみをモデルにし、今年のベストセラー第1位に輝いた『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社)の著者である岩崎夏海氏は、女性週刊誌にて「AKBの余命はあと4年」と予想したうえで次のような苦言を呈している。

「(AKBを卒業して)もしうまくいかなかったとしても、無理に芸能界にしがみつかないでほしいということ。AVに出たりヌードになったり、誰かの愛人になったりしないでほしい」

 岩崎氏の願いもむなしく、やまぐちりこはヘアヌード写真集やAV出演を経ているが、やがて歌手として「みんなに愛されるアーティスト」になりたいという夢を持っている。岩崎氏は「無理に芸能界にしがみつかないで」と言うが、大いなる夢を諦めることはなかなか難しい。りこちゃんには、是非その夢を叶え、AKBの後輩たちに希望を与えてほしいものである。

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