「若者の紳助離れ」!? 崩れつつある島田紳助の牙城

sshinsukewo.jpg『新 いつも心に紳助を』毎日新聞社

 プロデュースする”おバカタレント”が大ブームとなるなど、ここ数年絶好調だった島田紳助(54)の勢いに陰りが生じている。2004年に、所属先の吉本興業の女性社員に暴行を加え怪我をさせた事件が、今年9月にようやく決着。東京地裁が、被害者女性への約1,000万円の支払いを紳助に命じたことは既報の通りだ。同時に、秋の番組改編期には放送作家らの間で、やりたい放題の紳助へのブーイングが巻き起こったという。冠番組の視聴率も振るわない。

「視聴率が20%を超える週もあった人気番組『クイズ!ヘキサゴンⅡ』(フジテレビ系)が、二桁台をキープすることもままならなくなっている。秋に放送された3時間スペシャルでさえ、9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。平均して10~12%のラインをさまよっています。また、1年以内に必ず視聴率を二桁台に乗せてみせる、と大口を叩いてスタートさせた『紳助社長のプロデュース大作戦』は、今も一桁台が続いており、来年3月には打ち切りの予定だそうです。『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)はヘキサゴン同様10%台前半が続いています。ただ、すべてが低空飛行というわけではなく、『行列のできる法律相談所』は未だに20%近い高視聴率を誇っており、日曜夜9時の同時間帯で負けなしです」(テレビ局関係者)

 だが、もはや「島田紳助」というブランドは、視聴者にとってもタレントにとってもかつてほどの価値を持たなくなっているという。特にそれは、若手の女性タレントやお笑い芸人の間で顕著だ。

「同じ吉本興業に所属する若手芸人の中でも、紳助の暴君ぶりに怯え、近付きたがらない者は多い。やはり、東京03の恫喝事件が尾を引いている。一方で、既婚者の藤本美貴や木下優樹菜にヨンア、恋人の存在を認めた里田まい、スザンヌ、矢口真里など、これまでは紳助にベッタリだった女性たちも距離を置いて自立しようとしている。集団で”喜び組”のように媚びていても未来はない。かといって突出して気に入られて、第二の熊田曜子やほしのあきになりたくないですからね」(芸能記者)

 だが、紳助もバカではないし、まして”裸の王様”だったわけでもない。着々と次の展開を思案しているという。

「来年3月の番組改編に向けて、『ヘキサゴン』に代わる新番組の計画を親しい番組プロデューサーと練っているとか。実業家として飲食店経営にも乗り出していますが、まだまだタレント稼業を廃業するつもりはないようです。ただ、紳助がものを知らない非常識な若手と絡み、ツッコむという構図は、視聴者から完全に飽きられている。そこから脱却しなければ、たとえ多少リニューアルして新番組を始めたところで、いっそう視聴率が低迷し、ますます紳助ブランドの威力を損ねてしまいます」(前出・テレビ局関係者)

 ビートたけし、明石家さんまらと並ぶ大物司会者として、確立したかに見えた紳助ブランド。失墜の憂き目に遭わなければいいが。

自己プロデュース力

 
イイネ!

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