没落したカリスマモデル? 北川景子になれなかった鈴木えみのささやかな幸せ

emichi.jpg『鈴木えみ写真集 Love・love』集英社

 木村カエラ、北川景子、榮倉奈々……彼女たちの共通点、それは「元・セブンティーンモデル」であることだ。女子中学生を中心に、根強い人気を誇るファッション雑誌「セブンティーン」(集英社)。現在も、桐谷美玲や大政絢、武井咲、岡本あずさなど次世代を担う女優・タレントになるであろう「金の卵」的美少女を多く抱え込んでいるが、「セブンティーン」を卒業後、うまく羽ばたくことができなかったモデルも少なくない。中でも代表的なのが、長きにわたり看板モデルを務めたものの、現在すっかりナリを潜めている鈴木えみである。

 1999年、中学2年生の時に「ミスセブンティーンオーディション」を受け、同誌の専属モデルとなった鈴木えみ。長身で長い手脚、そして子猫のように小さな顔は、他のモデルと比較しても群を抜いており、同誌読者からズバ抜けた人気を獲得した彼女は、04年、「セブンティーン」卒業後に新創刊された「PINKY」へ移動。「PINKY」は鈴木えみのために創刊された、と言っても過言ではないほど彼女をフィーチャーしていたが、数年後には同じく同誌モデルの木下優樹菜の人気急上昇や、新加入した佐々木希の爆発的な人気により、看板モデルとしての地位が危ぶまれるようになった。そして09年12月、出版不況の折、「女性ファッション誌戦争」に敗れた「PINKY」は休刊の道を辿る。鈴木えみは、レギュラーで出演する媒体を失ってしまったのである。

 一方、女優としてドラマ『ギャルサー』(日本テレビ系)、『有閑倶楽部』(日本テレビ系)などに出演するも、演技力がなかなか向上しなかったためか、08年の『猟奇的な彼女』(TBS系)以降、ドラマ出演も途絶えている。映画に至っては、まだひとつも出演作がない。後輩の榮倉奈々や北川景子はすでに映画主演を経験、次々に出演作のオファーが舞い込む売れっ子女優に成長した。佐々木希でさえ『天使の恋』で主演を張っているというのに……である。資生堂「マシェリ」のCMや、ケツメイシのシングル「さくら」のPVで、あまりの可愛さに世間を騒然とさせた鈴木えみは、一体どこに消えてしまったのだろうか。

「まさにそのCMやPVで話題にのぼっていた04~05年頃、事務所が彼女を全力で押そうとしていた時期に、ジャニーズとの夜遊びが発覚し、株を下げた。おまけに、悪名高き不動産会社の代表取締役と恋愛関係にあり、カレの指導で株投資をして30億円稼いだ、などといったウワサも流れる始末で、良くないイメージがついてしまったんです。そうなれば、彼女の所属する大手事務所にはいくらでも”代わり”がいますからね。積極的に鈴木を押していく理由はもうない」(芸能事務所関係者)

 現在は、デビュー当時からずっと彼女を囲い込んでいた集英社の雑誌「MORE」のモデルとして落ち着いているが、誌面ではかつてのカリスマモデルの面影もなく、無表情でアンニュイな雰囲気を漂わせている鈴木。そんな彼女が、弾けるような笑顔を見せている写真が、29日発売の写真週刊誌「フライデー」(講談社)に掲載された。

 深夜、小柄ではあるが「EXILE」にでもいそうな色黒でワイルドなタイプの男性と共に帰宅する鈴木。頻繁に彼女のマンションに出入りし、ほとんど半同棲状態にあるというカレは、「ファッション誌のロケや撮影関係の仕事をしている方で芸能人ではありません。でも、今の彼女にとっては一番大切な人みたいですね」(スタイリスト)とのことで、ずばり恋人なのだろう。デート中にカレが撮ったと思われる写真が彼女のブログ上にUPされているが、穏やかで無防備な表情から、鈴木がカレに信頼と安心感を寄せていることが分かる。

「鈴木本人は、女優としての活動には当時からあまり乗り気ではなかったんです。一時期、”ジュエミリア”というアイドルユニットを組んで歌手活動をしていたこともありましたが、それも彼女の本意ではなかった。結局、相方の海外留学という名目で、たった2曲で解散しています。本人としては今後もファッション誌のモデル一本でやっていきたいようですし、ごく普通に結婚や出産も経験したいと考えているようですから、最近出産した後輩の木村カエラのように、あっさりゴールインする可能性もあるでしょうね」(前同)

 一時期は雑誌モデルとして頂点を極めた彼女だが、今は芸能人としての栄華よりも「普通のささやかな幸せ」を選び、それを満喫しているのかもしれない。

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