
5月20日、NHK大河ドラマ『龍馬伝』の高杉晋作役に、伊勢谷友介が起用されたことが正式発表された。初登場は7月18日放送の第29回。高杉晋作は坂本龍馬(福山雅治)を語る上では欠かせないキーパーソンで、龍馬が愛用したピストルをあげたのも高杉である。伊勢谷はこれが2回目のテレビドラマ出演となるが、『龍馬伝』の鈴木圭チーフプロデューサー、及び演出の大友啓史とは、前回出演したNHKドラマスペシャル『白洲次郎』でもタッグを組んだ間柄。両氏とも伊勢谷の演技を絶賛し、『龍馬伝』でも重要な役に起用されると目されていた。
今回、満を持しての大河出演となるが、実は高杉の出番はもっと早くてもよいはずであった。高杉は長州藩の攘夷派リーダーで、桂小五郎(配役は谷原章介)と並ぶ長州の重要人物。文久2(1862)年12月12日にはイギリス公使館を焼き討ちする事件を起こしているが、『龍馬伝』では、このエピソードでの高杉の登場はなかった。そのため、ネット上では「誰が高杉役を演じるのか」「もしかしたら『龍馬伝』に高杉は出てこないのでは?」と、さまざまな憶測が流れていた。
そこで、”伊勢谷晋作”の登場がここまでズレ込んだのは、同じく『龍馬伝』に平井加尾役で出演している広末涼子への配慮ではないかと言われている。
「伊勢谷と広末といえば、かつて同棲スキャンダルが発覚した間柄。当時は『人気絶頂の広末が、無名のモデルと同棲していた!』ということで話題になり、広末の清純派イメージは一気に崩壊、彼女が奇行に走るきっかけにもなりました」(芸能記者)
この少し前には、広末が早稲田大学に入学以来、一度も授業に出席していないということが話題になっており、同棲発覚で「学校にも行かないで男とイチャイチャしている」として、広末は猛バッシングを浴びた。二人はほどなく別れたが、復縁の噂はもちろん、ドラマ・映画での共演もナシ。今回が初のドラマ共演となるが、絡みどころか一緒の場面に出演する可能性は限りなく低い。
「広末演じる平井加尾は龍馬の初恋の相手で、今後の出番はほとんどないと考えられます。両者が収録現場で遭遇させないようスタッフが気を遣い、その結果、伊勢谷演じる高杉晋作の出番が遅れに遅れたのではないでしょうか」(前同)
大物役者がズラリと集まる大河ドラマでは、思わぬ共演が実現することがある。あの『TRICK』(テレビ朝日系)の名コンビ、仲間由紀恵と阿部寛も2003年放送の『武蔵』で、ワンシーンだけ共演している。二人が『TRICK』以外で共演する姿はほとんどなかったため、一部のファンの間で語り継がれているほどだ。『龍馬伝』でも、もし視聴率が低迷すれば、話題性を高めるために伊勢谷と広末の”サプライズ共演”もあり得るかも!?
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これでCASSHERNのイメージを払拭!!