「いじめの女王」片瀬那奈の意外な素顔

514GQQ06XTL._SS400_.jpg片瀬那奈写真集『ナナノナツ』角川書店

 『家なき子』(日本テレビ系)の榎本加奈子、『ライフ』(フジテレビ系)の福田沙紀、『牡丹と薔薇』(フジテレビ系)の小沢真珠……etc。彼女たちのように、ドラマで「いじめ役」を演じて注目を集める女優は少なくない。しかし、陰湿なイメージもついてしまうので、中にはいじめ役での出演をためらう女優もいるという。

 そんないじめ役を、何と2クール連続で演じる女優がいる。缶コーヒー『ジョージア』のCMでも脚光を浴びている片瀬那奈(28)だ。彼女は冬クールのドラマ『泣かないと決めた日』(フジテレビ系)で、ヒロインの榮倉奈々をいじめるキャリア志向のOLを演じているが、この春から始まるドラマ『プロゴルファー花』(4月8日、午後11時58分スタート、日本テレビ系)でも、主演の加藤ローサをいじめる天才ゴルファー・高瀬リコ役で出演する。そのクールな佇まいから、冷徹で意地悪な配役が多い片瀬だが、2クール連続と言うのは極めて異例のことだ。ちなみに榮倉・加藤ともに、片瀬が所属する事務所・研音の後輩女優である。立て続けにいじめ役に扮するのは、事務所の”思惑”も絡んでいるのだろう。

 そんな片瀬だが、その素顔はバリバリの体育会系で、ドラマのようなネチネチしたのはとても嫌いなのだとか。ドラマ『暴れん坊ママ』(フジテレビ系)ではプライドの高いお受験ママ役を演じているが、インタビューではこのような”本心”を語っている。

「私は分かりやすいタイプですし、ネチネチしたところがないんですよ。意地悪にしても、やるよりやられる方の感覚のほうが分かるので、演じていて『これはちょっと嫌だなぁ』って思うこともありますね」

 ドラマの現場でもスタッフや共演者とすぐ打ち解ける気さくな性格の持ち主だが、不祥事の際には素直に謝る潔さも持ち合わせている。写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)で未成年のときの咥えタバコ写真が掲載されたことがあるが、片瀬は素直に事実を認め、さらに編集部に直筆の謝罪コメントまで寄せている。こういった真っ直ぐな姿勢が、片瀬の業界人気が高い一因にもなっている。

 また、サッカー、ガンダム、家電など男性系のジャンルに精通しており、家電については最新製品に詳しいだけでなく、秋葉原まで配線コードを買いに行くほど。サッカーでは「チャンピオンズリーグを生で見ないと気がすまない」と語っているほか、番組で共演した土田晃之に「観戦の仕方が渋すぎてオッサンくさい」とまで言われている。

 そんな片瀬には、「ポスト篠原涼子」としての期待度も高い。あるドラマ制作現場の関係者は、彼女の将来性についてこう語る。

「演技力も年々増しており、幅広い役柄がこなせる。その一方で『ジョージア』の水着CMが注目を浴び、セクシーさにも磨きがかかっています。女優としては年をとるごとに輝きが増すタイプで、30歳を過ぎてから次々と主演級の仕事が舞い込む『篠原涼子タイプ』と言えます」

 立て続けにいじめ役を演じているのも、実は彼女の素顔を際立たせるための、事務所の巧妙な”戦略”なのかもしれない!?

『RELOADED~Perfect Singles~』

 
那奈さまはシンガーでもあります!

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