好調日テレが苦戦する「金曜夜7時枠」の魔物

20160212ntvTP.jpg※イメージ画像:『日本テレビ『沸騰ワード10』公式サイト』より

 2015年の年間視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)において、午前6時~翌日午前0時までの全日帯、午後7~10時のゴールデン帯、午後7時~11時のプライム帯で、いずれもトップに立ち、2年連続で視聴率3冠を達成した日本テレビ。その勢いは今年も衰えず、各番組とも好調な数字を記録している。

 しかし、その中にあってなかなか視聴習慣がつかない番組があるという。

「金曜夜7時に放送されている『沸騰ワード10』というバラエティ番組です。これは、特定の業界で話題のキーワードを追跡取材する“リサーチバラエティ”で、バナナマンが司会を務めている。昨年レギュラー化された際には、バナナマンのふたりも『好調の日本テレビさんの唯一の(新番組)。そりゃ(プレッシャーが)あります。もちろんやるからには、見てくれる皆さんに認めてもらえるように、金曜7時は『沸騰ワード』が生活の当たり前になってるように10年後、20年後、30年後、40年後までやりたい』と意気込んでいたのですが…。実際のところは10年どころか、1年先も危うい状況です」(業界関係者)

 この関係者が危惧するのもうなずける。というのも、レギュラー化一発目の2時間スペシャル(10月30日放送)は12.4%と好調だったが、その後3カ月連続で「ひとケタ」を出し続けたのだ。特に12月11日には6.6%と低迷し、裏番組の『爆報!THEフライデー』(TBS系)にダブルスコアの大差をつけられてしまった。

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