AKB48に入れなかった、日テレジェニックにもなれなかった…「あと一歩足りないアイドル」稲森美優を駆り立てるものとは

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 今年8月28日に4thイメージDVD『ファーストデイト』(オルスタックソフト販売)をリリースした稲森美優。キャッチコピーは“あと一歩足りないアイドル”だ。現在はグラビアアイドルとして、舞台女優として、さらにはアイドルグループ「gra-DOLL」のメンバーとして八面六臂の活躍を見せているが、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。

 『第二期AKB48追加メンバーオーディション』に始まり、『日テレジェニック』、『ヤングマガジン黒BUTAガール』、『汐留グラビア甲子園』、『ミスTGC』など、多くのスターを輩出した名だたるオーディションやミスコンで、ファイナリストとして名を連ねながらも、あと一歩のところでチャンスを逃してきた。それでも夢を諦めることなく、遅咲きのシンデレラガールを目指して前進を続ける彼女に、これまでの歩みを聞いてみた。

――いつ頃からアイドルに興味を持ったんですか。

「小学生の頃は全然興味がなかったんですよ。あんまり見た目とかも気にしないタイプだったんですけど、中1の時にモーニング娘。さんのオーディション番組『LOVEオーディション21』を観て。女の子たちが輝いている姿ってすごいなと思ったところから目覚めて、アイドルになりたいと思うようになりました」

――推しメンは誰だったんですか。

「『LOVEオーディション21』は5期メンバーで、高橋愛ちゃん、紺野あさ美ちゃん、小川麻琴ちゃん、新垣里沙ちゃんが合格したオーディションで、大ブームが落ち着いた時期だったんですけど、私はなっち(安部なつみ)と辻(希美)ちゃんがずーっと好きで、新聞のテレビ欄で“モ”ってカタカナを見るだけで反応するぐらいでした」

――ライブにも行ってたんですか。

「在宅専門です(笑)。神奈川出身なんですけど、まだ中学生だったのでライブの行き方も分からないし、お金もなかったのでテレビで情報収集していました」

――学校では目立つタイプだったんですか。

「それが人前に出るようなことは苦手で、けっこう内気でしたね。学校の授業で、皆の前で教科書を読むじゃないですか。それだけで震えるぐらい。家族の前ですら恥ずかしがり屋で、まともにカラオケも歌えませんでしたからね。でもアイドルを好きになってからは、教室でミニモニ。とかの曲を一人で踊りながら歌ってました。どんどん目立ちたがり屋の性格が出て来たのかなと」

――そこまで極端に変わるってことは、もともと目立ちたい願望があったんでしょうね。

「ですかね? よく周りから『変わってるね』って言われてましたけど(笑)。それでハロプロを中心に中学時代から数々のオーディションに応募していたんですけど全滅で」

――書類審査にも通らなかったんですか。

「当時はそうでしたね。たまに面接まで行けても、自己アピールができずに終わって」

――周りに「アイドルになりたい」って公言していたんですか。

「友達には恥ずかしくて言えなかったんですけど、オーディションは親に承諾してもらわなきゃいけないので話して。そしたら『いいじゃない。頑張りな』って応援してくれたんです。もともと内気な性格だったのに、アイドルが好きになって明るくなったから応援してくれたんだと思うんですけど」

――周りの友達からも「性格が変わったね」って言われることはあったんですか。

「変わったねって言ってくれる子は何人かいました」

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