『マジすか学園5』途中で地上波打ち切り…その裏に日テレが目論む「Hulu」加入者増加

0717majisuka_main.jpg※イメージ画像:日本テレビ系『マジすか学園5』公式サイトより

 AKB48グループのメンバーが出演するドラマシリーズの最新作『マジすか学園5』(日本テレビ系/関東ローカル)が、第3話から有料動画サービス「Hulu」のみで放送されることが決定した。同作は8月24日深夜にスタート。全10話中の1~2話は地上波でも放送されるが、3話から有料配信だけになる。

 この前代未聞の事態について、同局は「内容が過激になりすぎて地上波の放送が困難」と判断したためと説明。これまではメンバーが扮したヤンキー生徒同士のバトルがメインだったが、最新作ではヤクザや警察なども巻き込んだ抗争に発展し、主要メンバーが銃弾に倒れるとの情報もある。

 だが、これを鵜呑みにするファンは少なく、ネット上では以下のような懐疑的な声が飛び交っている。

「いかにもAKBがやりそうな話題づくりだ」
「ただの戦略的撤退だろうね」
「徐々にドラマの勢いがなくなってたのは事実だからな…」
「スポンサーがつかないからオタから直接金を取る方向になったのか」
「マジすか程度の内容でダメだったら『アウトレイジ』放送できないだろ」

 過去に同作が「過激すぎる」と問題になったことはある。2010年にテレビ東京系で放送されたファーストシリーズで、SKE48の松井玲奈(23)演じる「ゲキカラ」が返り血を浴びて笑っているシーンなどに苦情の声が上がり、BPO(放送倫理・番組向上機構)の審議対象になった。

 だが、それでも地上波放送を捨ててまで再び内容を過激化するメリットがあるとは考えにくく、やはり「戦略的撤退」と考えるのが自然なようだ。そうなると、やはりAKBグループが「落ち目」にあるという風潮とリンクしているようにも思えてしまう。

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