往年の人気グラドル・二宮歩美が芸能プロダクション設立!! グラドル時代を“ぶっちゃけ”つつ、見出した新たな道について語る

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 昨年6月、8年間交際していた音楽関係の会社員との結婚を発表したグラビアアイドルの二宮歩美(にのみや・あゆみ/30)。

 2003年に芸能界デビューした二宮。『Popteen』(角川春樹事務所)をはじめ、女性誌モデルとしての活躍を経て、Gカップ爆乳ボディを武器に12本のイメージビデオをリリース。青年誌のグラビアから表紙を飾るまでのブレイクを果たした。また、巧みな話術を生かして、バラエティ番組から競輪番組のキャスターまで活躍の幅を広げ、昨今では、秋葉原で開催されているアイドルイベントの現役アイドルMCのパイオニアとしても有名で、グラドルファンなら知らない者のない存在となっている。

 さらに、今、話題沸騰中の橋本マナミ(30)や矢吹春奈(30)、森下悠里(30)などアラサーグラドルたちの女子会【GJK】の一員としても話題に。派手な格好で夜な夜な飲み明かす姿が報じられている。

 “25歳引退説”が濃厚なグラビア界にあって、30歳を迎えた今でも何かと話題の多い二宮だが、なんと今年4月には芸能プロダクション『WB』を設立。人妻でありながら女社長としての手腕も発揮している。

 グラビアアイドルという芸能界一短命なポジションにいながら、なぜ彼女はここまでの躍進を遂げることができたのか? その驚異の処世術に迫る!

 
──聞きたいことがありすぎて、何から聞けばいいのやら…。まずは、以前メンズサイゾーでも取り上げた(『秋葉原に“イベントMC芸人”が大集結! 2015年にブレイクするアイドルをズバリ予想!!』)アキバMCについてお聞きします。アキバMCと言えば、芸人さんの印象が強いのですが、アイドルMCって多いんですか?

二宮歩美(以下、二宮):いえいえ、私がMCを始めた5年前にはいませんでした。今では、アイドルからMCという流れができつつありますけどね。

──ということは、二宮さんが第一人者ということですね! でも、なぜMCをやってみようと思ったのですか? 完全に裏方でしょ?

二宮:まぁ、グラビアアイドルが転じていく先と言えば、役者かバラエティタレントのどちらかですからね。MCになった当時の私は25歳。今でこそ寿命が延びましたけど、あの頃は25歳がターニングポイントとされていて、人気的にも陰ってくる時期なので、暗黙の了解で25歳で卒業とされていたんです。

──そして、そのまま芸能界引退になってしまうパターンが多いんですね? 
 

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二宮:はい。結果、事実上の引退。要するに開店休業かキレイに結婚に逃げるか(笑)、または露出を増やして生き残りの戦いに出るか…。“露出”に関しては、女優志望の場合は演技の一環としてという方も非常に多いですけど、それも一歩間違えるとAVと紙一重。特に今は、グラビア界は氷河期ですからね。24、25歳になったグラドルは皆危機感を持ちますが、私も「このままいったらヤバいぞ…」と思ったわけです。私の場合、バラエティがメインだったので、それなら脱がずに生き残る方法を…と考えて、その答えがイベントMCだったんです。

──脱がなきゃいけないという危機は、グラドルなら誰もが通る道なのかな?

二宮:そうですよ。しかも、普段から水着が自分の制服みたいになっているところもあったので、“そもそも論”として感覚が麻痺している。しかも、その年齢になった途端に凄い“その手の”オファーが来るんですよ。私もめちゃくちゃありましたからね。事務所にも説得させられましたよ。「今、ここでイエスと言わなければ、この案件は次の子にいってしまうけどいいのね? これが最後のチャンスかもよ?」って。こう言われるときって、自分が落ちていっている自覚があるものだから、“そんなに期待されているのなら、ここで脱いで自分からワンチャンスつくらなきゃ”って気になってくるの。本当に不思議なもので。

──そこで脱ぐ道を選んで成功する人もいますし、一概に脱ぐことがいけないとは言い難いですが…。

二宮:私もそれは本当にそう思います。それこそ、及川奈央ちゃん(34)なんてAVがスタートですけれど、今はNHKに出て地位を確立したじゃないですか。それは凄いな~って。でも脱いだという事実は一生ついてくるもので、この先、後ろ指をさされながら生きて行かなくちゃならない可能性がある中で、“その強さと覚悟はあるのか”と自問自答した時に、私の場合はビビりだったので、その答えは「ノー」だったんです。それなら、やってはいけないなって。

──リスクは高いですし、一時期売れてもその後の保証もありませんしね?

二宮:そう。みんなもそれを分かって決断するわけですから、どう考えても凄いなと思いますよ。近い将来、私の周りでもその究極の選択をする人が出てくるのかもしれませんし、その時は応援したいですし。これに関しては、正解はないですよね。でも、私自身はそもそも女優路線でもなければ、知名度も中途半端で、脱いだところで売れるイメージもいまいち湧かず、残りの人生を考えた上で、そのリスクを背負う意味があるのか?と判断しただけで。

──いつも時間を逆算して考えるタイプ?

二宮:そうそう、いつも逆算してる。毎回5年後の自分をイメージして、“どうなっていきたいか?”そこから逆算して、“今やれることは何か?”、そして決まったら今すぐ動く。これは旦那がよく言うことなんだけど、「明日やろうはバカやろう」。私もそう思ってるんです。今できることを目一杯やって、やっと明日や未来につながっていく。なんなら、今日死んでもかまわないって思うくらいに、今日やれることはやりきる! 後悔したくないんです。

──芸能界だと「明日まで生き延びられればいいや」と、行き当たりばったりな考え方をしてる人の方が多そうですけどね。

二宮:そうでしょうね。だから、私のやり方はなかなか理解されないですよ。「なんで、そんなに頑張る必要があるの?」「どうしてそんなに全力で生きてるの?」って。事務所に入ってる時って、ある程度他人任せにできるところもあるけど、フリーになるとわかる。動いてくれる人も、守ってくれる人も、明日につなげてくれる人もいない。自分が動いた分だけがダイレクトに返ってくる。でも、これが快感(笑)。2010年に事務所を辞めて、一番初めに私が感じたことでした。

──それにしても、まさか現役アイドルでありながら、他のアイドルのバックアップをする裏方に回るという発想は湧かないですよね? 悔しくなかったの?

二宮:う~ん、私は思いませんでしたね。それどころか、イメージDVD『にの満載』(2010年1月、BNS)の発売イベントの時、なぜかとにかく危機感を感じていたので、その時、隣にいたMCの方を見てピーンと来たんです。「あっ、ここならもう少し脱がずに延命できる! 私でもやれるかも!!」って。

──「私の方が上手く回せるのに!」って?(笑)

二宮:いえいえ。アキバのイベントと言えば、朝11時から始まって、夜19時くらいまでやってるでしょ。それが毎週末マックスで入ったとしたら…。「あれ? 稼働率よくない? ここ入り込めたら良くない!?」って気づいちゃって。それで、すぐにBNSさんに「実は喋りの仕事がやりたくて事務所辞めるんですけど、私でもアキバMCってやらせてもらえるんですかね?」って相談したら、「じゃ、次やってみなよ~」って、喜んでもらえて、すぐに仕事が決まったんです。

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