最高に愛しあうなら、全裸だろっ! 鈴玉レンリ『Marine lazhward』

eroai001_main.jpg気持ちイイことは大好き。でも気持ちイイのは、あなたのことが大好きだから!

鈴玉レンリ『Marine lazhward』コアマガジン

 エロ漫画は様々な技法を駆使して、いかにセックスを魅力的に描くを作家が日々研鑽していますが、鈴玉レンリ氏の『Marine lazhward(マリンラズワード)』はある一点において徹底しています。

 この作品集、セックスのクライマックスはほぼ「全裸」なんです。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実はエロ漫画は全体的に見て着衣物の方が圧倒的に多いです。画面の見た目的に服を着ていたほうが面白いというのもありますし、着衣エロ好きの需要も高いですし、デッサン的にユニークな構図を捉えやすいというのもあります。そしてなにより、着衣でえっちしていることで女の子と男の子の立場が物語として分かりやすいからです。

 しかし鈴玉レンリ先生は全裸を選びました。12作品中、1作品は女装少年物なのでちょっとだけ下着をつけている、2作品は男性がTシャツだけを着ている。あとは女の子はもちろん男の子も全裸! 全裸! 全裸! なのです。

 ジャンルとしては和姦物、つまりイチャラブを描いた作品なんですが、鈴玉レンリ氏の目指している地点は「イチャイチャラブラブ」で留まらないんですよ。

 目の前に大好きな、愛している人がいる。いつも側にいる大切な人がいる。ムラムラしてきて、最初は押し倒すように着衣でえっちするかもしれません。

 でもね、この作品に出てくる男女は本当に心の底から興奮して、もう一つになりたくて仕方ないんですよ。身体中を密着させて体温を全身で感じたいんですよ。

 愛しあう男女が事後に全裸でがっちりと、出し終えた状態でいれたまま抱き合っているんです。そこで「もっかい、して」ってなんて言われたらもう愛しくてならない。何もかもはぎとって全裸にして、貪るようにお互いの体を抱きしめる行為の幸福なことよ!

 男性の性欲を満たすように女の子たちの裸が描かれている徹底ぶりも素晴らしいのですが、それ以上にこの作品の見所は、女の子たちの性欲をきっちり描いているところでしょう。「久しぶりに恋人と一緒にいるのに、性欲我慢できるほど私は立派なおとなじゃないよ」というセリフがありますが、まさにそのとおり。目の前にいる男性が好きで、体が彼を欲する女の子たちは、男性にも裸になってもらいたいんです。女の子は、相手の体温を欲していて、全裸で溶け合うくらいに抱きしめ合いたい。この男女の情熱が本から溢れ出しています。

 愛しあうがゆえにコンドームを付けているのも素敵です。エロマンガ的には「せっかくのファンタジーだから生で!」という思いもありますが、でもね、射精し終わった後に精液のたまったコンドームチンコを女の子が「気持ちよくなってくれて、うれしい」なんて言いながら愛しそうに触れる描写されてみてください、心がもりもり満たされますよ。

 人を全力で愛し、体中で感じたい。そんな思いの詰まった、触れるだけで幸せになりそうな最高に素敵なエロマンガの登場です。
(文=たまごまご/たまごまごごはん

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