業界関係者も大絶賛! アンジャッシュ渡部の“バラエティ愛”

 若手のころからコントの名手として知られ、ライブの完成度は同世代でもピカイチと評判で、2000年代に巻き起こったネタ番組ブームでは、実力派芸人として一目置かれていたが、その後主流となっているトーク番組では力を発揮できずにいたお笑いコンビ・アンジャッシュ。しかし、2010年ころから、徐々に児嶋一哉(41)が『リンカーン』(TBS系)などでイジられキャラとして頭角を現すと、一躍ブレイク。シンプルながらあまりにも大げさなキレ芸でイジられキャラとしての地位を確立し、現在でもその特異な立場を活かし、バラエティ番組で活躍している。

 一方、遅ればせながら、児嶋の影に隠れていた印象のあった相方の渡部建(41)も、最近では、あらゆるバラエティ番組に引っ張りだこの様子。コンビとしてのレギュラー番組は少ないが、チャンネルをつければ、そこには渡部がいるというブレイクぶりだ。

「やっぱりその理由は勉強熱心さですよ。聞くところによると、たとえばロケ先の情報なんかもスタッフが仕入れるよりも早く事前に調べていて、しかも、その情報量が半端じゃないという話ですよ。どんなに短いVTRのロケでも同じように取り組むそうですからね。スタッフの中にはそんな渡部さんに対して、自分の仕事を取られたような気分になってやりにくいタイプもいるようですが、やっぱりありがたいですよ。制作サイドの意図を汲んで、きっちりと実現してくれますからね。確かにハプニング的な笑いはないですけど、番組を成立させてくれる力は抜群ではないでしょうか。スタッフを含めて、バラエティというものを作るのが本当に好きなのだと思います」(放送作家)

 1日に放送された特番『坂上忍の成長マン!!』(テレビ朝日系)でも、メインの坂上に代わって進行を任されていたのは渡部だった。グルメロケという企画で、バラエティ畑にまだ不慣れな坂上を立てながら番組を成立させるには、確かに渡部が適任に違いない。芸人として十分なキャリアがあり、さらには情報も豊富な渡部であれば、坂上をフォローしつつ進行をし、笑いも十分計算できるというわけだ。

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