モーニング娘。道重さゆみ、卒業決意のウラにグループの“悲願”

0430mitishige_main.jpg※イメージ画像:『道重さゆみ写真集「Blue Rose」』ワニブックス

 モーニング娘。’14のリーダー・道重さゆみ(24)が29日、今秋のツアーを最後にグループを卒業すると発表した。長い低迷期を抜けて再ブレイクを果たしたモー娘。は、全盛期でも成しえなかった初のオリコンシングルチャート5作連続1位を記録し、昨年11月にメンバー卒業公演以外では久々となる単独の日本武道館ライブも実現。森三中と共演した「au」のCMも好評で、念願のNHK『紅白歌合戦』出場も見えてきた矢先の卒業発表にファンは衝撃を受けている。

 発表後、道重は自身のブログで「突然の発表でびっくりさせてしまってごめんなさい」と謝罪。卒業は「二年くらい前から意識していた」といい、田中れいな(24)の卒業公演の後に「古いメンバーが私だけになって初めてのツアーが終わって、あのタイミングでものすごく後輩たちが頼もしくなったって感じました」という気持ちが沸いてきたことから卒業を決心したという。

 さらに道重は「約二年前にリーダーになって、その時から『大好きなモーニング娘。のリーダーになれた。お世話になったモーニング娘。に恩返しがしたい』と言ってきました。その恩返しとは『モーニング娘。をたくさんの人に知ってもらう…』ということでした」と綴り、再ブレイクで恩返しがひと段落したことが大きな要因なったことをうかがわせた。

 一方、プロデューサーのつんく♂は、公式サイトで「6期メンバーは超全盛期もアイドリング期も両方を経験してきた貴重な存在。そこからのV字回復でリーダーになってからも、いろんな意味で活躍してきてくれました」と、浮き沈みを経験してきた道重の功績を評価。さらに「彼女曰く「『よし!私、今日もかわいいぞ!』というコメントがギャグ化する前に、リアルにかわいいうちに卒業したいんです。」と。そして「グループが盛り上がってきている『今』卒業したいんです。」という彼女なりの美学もありました」と卒業の経緯を説明している。

 実際、道重がいたからこそモー娘。は低迷期をくぐり抜けることができたという見方に異論を唱える者はいないだろう。グループでテレビ番組に出演した際も、全盛期しか知らない視聴者の興味を引きつけていたのは道重だった。ソロになることも可能だった彼女が「モー娘。」として頑張り続けていたからこそ、グループは再ブレイク期まで存続できたといえる。

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