2月某日。明け方までテレビでソチ冬季五輪を鑑賞し、軽くシャワーを浴びてからベッドに潜り込む筆者トコショー。この時、フとセックスがしたくなってしまった。1年365日、常に発情期の筆者はいつでもサカリがついた状態とも言えるが、ときどき気が狂わんばかりにセックスを求めてしまうのである。
正直言って自分自身でも病気だとは気付いている。だが、治す気はまったく無い。筆者からこの異常なまでの性欲を削ぎ取ってしまったら、後に残るのは冴えない50間近のオッサンである。
そんなワケで、ベッドの中でモゾモゾしながら携帯をポチポチっと操作開始。
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今日のお昼過ぎから
はじめまして♪
セックスレスって本当に淋しいです。
このまま終わるのは悲しいですよね。
今日新宿に行くので、どなたか私に女を思い出させてください!
書込み日時:2/2* 6:53
受付メール数 :0/無制限
♀リンカ
20代後半
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筆者が愛用している出会える系サイト【ワクワクメール】でこんな書き込みに遭遇したのである。このリンカなる女性が気になったので、ポチっと彼女のプロフィールを確認。すると、人妻でありながらセックスレスに悩んでいるという彼女の自己PR文章が掲載されていたのだ。
ゴクリ
こういう不貞を働く人妻は、筆者の大好物である。早速ファーストメールを送信してアタック開始だ。
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おはようございます、リンカさん。
新宿在住のWEBデザイナーをやっているショーイチ、38歳です。
あまりこのサイトは覗かないのですが、久しぶりに接続した途端にリンカさんの書き込みを見つけちゃいました。
今日の午後でしたら何時からでも都合がつくので、お会いできたらうれしいです。
詳しい条件とかあったら教えてもらいたいです。
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すると5分ほどでリンカちゃんから返信が届いた。
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メールありがとうございます。
こんなに早くメールもらえて
嬉しいです(*^ー゚)v
13時くらいから待ち合わせできます。
ショーイチさんの都合は大丈夫ですか?
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こんな具合に話はまとまり、あっさりとアポを取ることに成功。13時ちょうどに新宿で待ち合わせすることになったのである。
その後、正午まで睡眠をとりウキウキ気分で待ち合わせ場所に向かった筆者であった。
待ち合わせ場所で待っていると、時間通りにリンカちゃんが現れた。
び、微妙……
彼女の顔は、アメリカのテレビドラマ『デスパレートな妻たち』のブリー・バン・デ・カンプ役であった女優のマーシャ・クロスを彷彿とさせる爬虫類系だったのである。シャーっと二股に分かれた舌を出してきそうな感じだ。
ま、遠目から見れば2006年トリノオリンピック女子フィギュアの金メダリストである荒川静香に見えなくもない。部屋を暗くさえすれば余裕でヤれるだろう。
それに、この時はとにかくヤりたくてヤりたくて仕方ないという状況だった。それゆえ、相手の容姿はさほど問題ではない。要は股を開いてくれるか否かだけが重要なのだ。
「こんにちは、リンカちゃんだよね?」
「はい。ショーイチさんですか?」
「うん。【ワクワクメール】で約束してたショーイチだよ。今日はよろしくね」
「はい、こちらこそ」
「じゃ、さっそくだけど行こうか?」
終始笑顔で応じてくれるリンカちゃん。どうやら面食いではなさそうなのでまずは一安心といったところだ。
こうして真昼間の歌舞伎町を突っ切りホテル街に向かう二人。会話もそこそこ弾み、いい雰囲気になったところでホテルに到着。