仕事も彼女も順調 オリラジ藤森の“ちゃっかり”世渡り術

0206fujimori_main.jpg※イメージ画像:『藤森慎吾 東京のチャラうぃ~店』実業之日本社

 5日に都内で行われたバレンタイン関連イベントに出席したオリエンタルラジオの藤森慎吾(30)が、現在交際中と伝えられているTBSアナウンサーの田中みな実(27)について問われたところ、「幸せにします」と宣言し、結婚間近かと話題になっている。

 「手作りチョコ欲しいと言ってます」と堂々と話し、「去年はクッキーとチョコ。料理もうまいですよ。僕も作ります。お互いにね」と順調な様子を見せた藤森。さらに調子に乗った彼は「いろいろ言われるけど、時期があったら報告しますから!」と、いかにもチャラ男らしくない発言を繰り返した。

 また、藤森と同じく、フイテレビアナウンサーの松村未央(27)との交際が伝えられながらモデルの小林真由(23)と“二股”が報じられている先輩芸人の陣内智則(39)に話題が及ぶと、「僕は一途ですから」と断言。「幸せにします!」と真面目な青年をアピールした。

「藤森さんは、チャラ男キャラで再ブレイクを果たしながら、その後の妊娠中絶報道以降、ぱったりとチャラ男ぶりを封印してますよね。田中さんとの交際も真面目なものだと常にアピールしてますし。芸人としてどうなのかというのは疑問ですが、やはり笑いに命をかけるというより、人気や好感度を優先するタレントなのでしょう。バラエティ番組に出ている彼の姿を見ていると、そんな気がしてきますよ。まあ、そのほうが自然体ですし、彼に似合っているので、ここまで成功しているのかもしれませんね」(放送作家)

 確かに先日行われたイベントでも、二股報道の渦中にある陣内をダシに、高らかに一途を宣言する様子は、自らの好感度を上げようという意志が見え隠れする。本人にそこまでの思惑はなく、本当に素直な気持ちだとしても、「二股」に対して「一途」と答えるのは何の芸もない。予想される質問でもあるのだから、芸人らしくウィットにとんだ発言をしてもよさそうなものだ。しかし、前出の放送作家が指摘するように、タレント気質の強い藤森とすれば、“一途アピール”で上がるささやかな好感度のほうが大切なのだろう。

 また、現在、生活保護不正受給問題で降板した次長課長・河本準一(38)の後釜として、藤森は『火曜サプライズ』(日本テレビ系)にレギュラー出演しているが、ここでの彼も、単に京本政樹(55)と柳沢慎吾(51)の後についているだけ。よっぽど柳沢のほうが芸人らしいリアクションとトークを見せている。河本の不祥事で、同じ事務所の後輩が後を継ぐのは、2人の関係からもよくわかるが、河本の役目を全うできているかといえば、そこには疑問符がつくだろう。

 NSC(吉本総合芸能学院)在学中にいきなり全国区のブレイクを果たしたオリエンタルラジオ。その後、あれよあれよという間にゴールデンタイムでの冠番組を持った彼らだったが、売れるよりも早いスピードで全てを失った。その後、その知名度と一時の人気が足かせになり、ほとんどメディアに姿を見せない時期を経て、今ではそれなりの地位を築いている。そこにはブレイク中に比べて格段に下がったといわれるギャラの問題や吉本興業という絶大な力を持つ事務所に所属しているといった大人の事情が絡んでいるのだろう。しかし、何よりも藤森の使い勝手のいい“半芸人”というキャラクターがウケているのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

men's Pick Up