逆風をものともしない美奈子、アンチ肯定の姿勢にネット沸く

1211minako_main.jpg※イメージ画像:『ハダカの美奈子』講談社

 “ビッグダディ”こと林下清志氏の元妻でタレントの美奈子。今年4月に林下氏と離婚し、7月に芸能界デビューすると、多数のバラエティ番組やイベントなどに出演し、11月には自伝を映画化した映画『ハダカの美奈子』も公開された。月間1億PVあるというブログの広告収入は月300万円ともいわれており、芸能界入りは成功のように見える。しかし、本人は最近、アンチの存在を気にしているようだ。

 以前には、ゲスト出演した『ナカイの窓』(日本テレビ系)で、ネットを中心に叩きコメントが多いという悩みを明かした美奈子。「美奈子」をカタカナで書いた際の「ミナ」という字が「汁」に似ていることから「(ネット上で)汁って呼ばれる」と嘆き、「子ども5人の父親がすべて違うって書かれたり。同じなのに。私は見ないけど子供が見ると…」と、ネット上で展開される批判が子どもたちに与える影響について案じていた。

 そんな美奈子が、現在発売中の「女性自身」(光文社)で心境を吐露している。一時期にくらべてテレビ出演が減ってきたことについて「当然ですね。私は普通のシングルマザーですから…」と語り、「ネットでたたく人は、あまりにもテレビやブログを見ているので『私のことが好きなんだ』と思うようにしています。子どもたちの目についてしまうのでかわいそうだと思いますが、彼らも笑い飛ばすようにしています」と、アンチの存在を前向きにとらえているようだ。

 これを受けて、ネット上では「ポジティブすぎるwww」「あえて言うことではないだろ」「タレントなんだから叩かれるのも覚悟しろよ」など、さらに批判が巻き起こっている状況だ。

「ネット上には、“美奈子アンチスレ”なるものまでできており、たしかに過剰ともいえるバッシングも目につきます。しかし、一般人だった頃ならともかく、今は芸能活動をしているタレントですからね。批判されるのも仕事のうちですよ。バッシングの多さは注目度の高さともいえますから、アンチが叩くネタを探すためにブログを閲覧することで、PVが上がり収入も増える。そういう意味では、持ちつ持たれつの関係とも言えますが(笑)。ただ、何かと『子どものために』と言うわりに、雑誌でセミヌードを披露したり、裏ブログで性体験をつづるなど“我の強さ”が前面に出ている。そして、こういうときだけ『子どもがかわいそう』という言い方をすることも、反発を食らっています」(芸能ライター)

 先月放送された『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、デヴィ夫人から「ポコポコ産んじゃっただけ!」と叱責されて涙目になり、そのままスタジオから姿を消してしまった美奈子。「タレントとしての意識が低いのではないか」と話題になったが、また同じような場面があったようだ。10日に関西テレビの情報番組『ハピくるっ!』に生出演した西川史子が、来年1月に放送予定の番組がお蔵入りの危機になっていることを明かしている。

 同番組は、西川が毒舌で美奈子を“斬る”という企画だったが、「間違ってることを『間違ってる』って言っただけ」とかなり責めたようで、美奈子が号泣してしまったようだ。その結果、共演シーンどころか番組自体のオンエアが怪しくなっているという。西川は収録で美奈子に向かって「あなたと絡みたくない」と言い放ったことも明かしており、最近の美奈子は共演者からの風当たりも強くなっているようだ。

「『全力教室』(フジテレビ系)という番組でも、シングルマザー軍団から責められて泣いていましたが、精神的なもろさが見えますよね。先月にはスマートフォン専用のサイトを開設し、有料で家族写真などを配信することを発表しましたが、『誰が金を払って美奈子の私生活をのぞきたいのか』という声が上がっていました。言動が素人的というか、自分に商品価値があると勘違いしている様が透けて見えるんですよね。自分を客観視できる能力はうまく立ち回れるタレントには必須の能力ですから、それができないとしたらやはりタレントには向いていないのかもしれません」(同)

 映画『ハダカの美奈子』は3週間で打ち切りになるなど、話題先行でやってきた美奈子人気にも限界がきたといえる。ここで、タレントとしての地力を発揮して芸能界で生き抜くことができるか、それともサプライズの再婚があったりするのだろうか。もちろん、お相手がビッグダディとは限らないが…。
(文=津本ひろとし)

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