「誤解されることをしたのは事実」恋愛禁止を破った指原莉乃、HKT48に左遷決定!

soresukigekijoban.jpg※イメージ画像:指原莉乃「それでも好きだよ 劇場盤」(avex trax)

 14日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で元カレを名乗る男性に交際当時の様子を暴露された“さしこ”こと指原莉乃(19)が、16日未明の『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)で胸中を告白した。

 2008~09年にかけて彼女と交際していたという男性は、AKBのファンとして劇場公演や握手会に通っていたが、個人的に彼女と連絡をとるようになり、交際4カ月目で初セックス。互いに童貞と処女だったという。交際のきっかけは、mixi経由で指原の友人を名乗る女性が彼に「莉乃ちゃんのアドレス教えましょうか?」とコンタクトしてきたことだった。しかし、この女性は実は指原だったという。これが事実なら、彼女は絡め手ともいえる恋の駆け引きで「ファンに手を出した」という、超肉食系だったことになる。

 記事には、顔を半分隠してキスしている写真や下着をあらわにした胸元のアップ等の画像も掲載されている。このエロ写メは、指原から送られてきたものだそうだ。恋の終わりは09年の秋。会えないことに不満を募らせた彼が別れを切り出すと、「エッチだってしたのにふざけんなよ!」などと書かれたメールを送ってきたとされ、その文章も掲載されている。

 過去のこととはいえ、この記事はファンにあまりにも大きな衝撃を与えた。恋愛禁止のAKBでは、加入後のスキャンダルは『即クビ』という厳しい掟がある。

 注目の放送では、番組中盤に登場した指原が号泣しながら「本当のところもあれば、本当じゃないところもあります」「中身に関しては事実じゃないこともたくさんありましたが、その人とお友達だったことは本当です」と弁明。「ご飯を食べて吐いてを繰り返して…。ツアーのリハーサル中に過呼吸になって。お母さんにも なかなか話せなくて。ブログのファンの皆さんからのコメントに心が苦しくなりました。本当にすみませんでした」と、苦しんでいた胸中を語った。

 指原の謝罪後、総合プロデューサーの秋元康氏が「本当のところはどうなの?」と切り出した。戸惑う指原を尻目に、秋元氏は「誤解されることをしたのは事実」「何もせずスルーすると『指原には甘いのか』と言われてしまう」と諭すように前置きしてから、衝撃的な発言をした。

「明日から(指原は)HKT48に移籍します!」

 HKT48は、昨年に福岡市を拠点に誕生したAKBの姉妹グループ。これを聞いた指原は激しく動揺。あまりに突然過ぎる移籍命令に、ラジオを聞いていたファンからは「ネタだろ?」といった声も上がった。

 しかし冗談ではなかったようで、秋元氏はHKTに指原を指導者として送り込む構想を明かし、「(今回の経験を生かして)1期生しかいないHKTの子たちがそういうことにならないように指導して、AKBのために頑張って欲しい」と移籍理由を語った。

 これを聞いたファンからは、以下のような否定的な意見が多く挙がった。

「納得できないのは、HKT行きが左遷扱いされてること。ファンは怒るぞ」

「HKT島流しの刑ワロタw」

「HKTも災難だな。グレーな人が教育係としてくるというのはどうなんだ?」

 秋元氏の衝撃発表に対し、多くのファンがスキャンダルの罰として指原が左遷されたと感じだようだ。だが、秋元氏は番組後半で「左遷という声もありますが、左遷ではないです。指原なりの再出発、リセットをしないといけない。指原が福岡に行って後輩たちの鏡になって引っ張ってほしい。指原なりのケジメを。ペナルティというよりも、HKTを頼むぞ!という感じかな」と否定した。

 だが、左遷でないならば、今回の移籍は処分にならなくなってしまう。実質的な左遷であることは、誰の目にも明らかだろう。指原を辞めさせずに騒動を収束させるため、秋元氏をはじめとした運営側が編み出した苦肉の策とも言えそうだ。

「今年1月、平嶋夏海と米沢瑠美がTwitterでの画像流出によって男性との交際が明らかになり、クビになっています。それと比較すれば、かなり大甘な処分。総選挙4位の指原をクビにできるわけもなく、かといって無視できるほど事実無根な記事ではない。AKB選抜やピンの仕事を継続しつつ、ファンから批判を受ける可能性があるAKBとしての握手会や公演には出なくていいという、最良の落とし所にしたのでしょう。名目上は『HKTを盛り上げる』という重大な役目を背負ったわけですし、商品価値の下落も最小限にしている」(アイドルライター)

 メンバーの数々のスキャンダルを乗り越えてきた運営側の戦略はさすがといったところなのだろうが、“左遷先”となったHKTのメンバーやファンの心中は穏やかではない。「本当のところもある」と自身が語った記事の真偽もうやむやになっており、指原ファンにとっても心が晴れない結末といえる。運営側のゴリ押しともいわれる猛プッシュでスター街道を掛け上がった指原に、最大の試練が訪れたといえるだろう。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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