「スフィア」だけじゃない! ファン発狂・歴代アイドル声優の恋愛事件簿

 今や声優界でも飛ぶ鳥を落とす勢いのスーパーガールズユニット「sphere(スフィア)」が大いに揺れている。寿美菜子(ことぶき・みなこ)、高垣彩陽(たかがき・あやひ)、戸松遥(とまつ・はるか)、豊崎愛生(とよさき・あき)の4人で構成されたユニットだが、メンバーである戸松遥や豊崎愛生の恋愛報道を発端に、個人ブログが彼女たちのプライベートに関わる情報をブログで公開するなどのストーカー行為が発覚、所属事務所が法的措置を検討するまでに事態が大きくなっている。

 20年前までの声優は、演技力があれば顔や歌唱力は二の次で「あんな素敵な声なのに実際は…」ということもしばしばあったが、アイドルや女優のようにルックスを気にするものではなかった。しかし、ここ10数年で時代は変わり、元祖アイドル声優潘恵子の登場や林原めぐみのブレイクをきっかけに、声優本人を前面に押し出したアイドル売りが顕著になってきた。そこで問題となるのが、声優の恋愛やプライベートの流出である。AKB48をはじめとするアイドルのプライベート流出騒動は、ネット上で炎上騒ぎとなり、一度裏切られたファンの抗議により卒業や脱退に追い込まれることも多い。これは一昔前のアイドルと同様、処女性や清純性が大事にされているという裏付けでもある。そして声優ファンも声優に同じものを求めているということが大きな問題となっている。特に声優ファンは、その声優が声を当てているキャラクターを愛するが故に、声優本人にも過大な夢を抱いていることが多いのだ。今回のストーカーブログに対して「ストーカー行為は最低だ、気持ち悪い、やりすぎ」という意見がある反面、「裏切られた、失望した」と語るファンも多く、声優のアイドル売りの悪い部分が一気に噴出してしまった状況となっている。

 今回の戸松遥や豊崎愛生だけに関わらず、アイドル声優のプライベート流出でファンを発狂させた事件をまとめてみた。

sakurai1031.jpg※画像は『ありがとう』より

櫻井智(さくらい・とも)
代表作:『マクロス7』ミレーヌ・ジーナス役
1994年の『マクロス7』のミレーヌ・ジーナス役でブレイクを果たした櫻井。声優以外にも精力的に雑誌、ラジオ、テレビ、舞台、イベント活動などをこなし、定例のバレンタインイベントの様子はスポーツ新聞の芸能面に毎年写真付きで掲載されるほどで、アイドル声優として一時代を築いた。その一方で1999年6月に結婚、2000年の7月に出産。アイドル声優としての人気を保つために結婚、出産は一切ファンには知らされなかったが、写真週刊誌に暴露掲載されその後記者会見にてファンに謝罪することとなった。当然のようにファンから総スカンを食らい仕事は激減した。

國府田マリ子(こうだ・まりこ)
代表作:『ママレード・ボーイ』小石川光希役
「マリ姉」という愛称で、90年代中期に椎名へきると人気を二分し、実写主演映画やドラマなど活躍は多岐に渡るレジェンド級のアイドル声優。人気を気にするあまり、結婚を隠している声優は多いが、2003年に國府田は自身がパーソナリティを務めるラジオにて結婚を発表した強者でもあり、熱烈なファンを驚愕、震撼させた。もちろん、その後仕事は激減した。

miyamura1031.jpg※画像は『不意打ち』より

宮村優子(みやむら・ゆうこ)
代表作:『新世紀エヴァンゲリオン』惣流・アスカ・ラングレー役
一世を風靡した『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレーも流出の憂き目に遭っている。フェラなしキスなし擬似挿入ではあるが20歳頃に出演したとされる「二人でSMエロチック体験」のAVが流出。ファンによる検証から、ほぼ本人で間違いないと判断され、急速なファン離れとイメージダウンに見舞われた。首の皮一枚でつながっていたファンも、結婚、離婚、再婚、出産という目まぐるしい変化に絶え切れず、ファンが激減。同じく仕事も激減した。

花澤香菜(はなざわ・かな)
代表作:『To LOVEる -とらぶる-』結城美柑役
2ちゃんねるに「俺の彼女は声優」と名乗る者が現れ、証拠にアニメの台本をアップロードさせたら花澤主演のアニメだったことに端を発し、「たつき」「かな」と書かれたツーショットプリクラが発覚。携帯の画像データから花澤が17歳のときのものと判明した。花澤本人が清純派の不思議ちゃんキャラなのでダメージが大きいはずだが、そこまで知名度がなく小規模炎上に留まった。

平野綾(ひらの・あや)
代表作:『涼宮ハルヒの憂鬱』涼宮ハルヒ役
『涼宮ハルヒの憂鬱』の涼宮ハルヒ役で大ブレイクし、アイドル声優として大成していたがファンを軽視する態度や挑発など度重なる素行の悪さでファンが激減。その後、バンドメンバーとのベッドでのキス写真が写真雑誌に暴露掲載という、声優史としては前代未聞のスキャンダルを起こした。今は新しい事務所に落ち着いているが、一度離れたファンは戻って来ず今後の展開が危ぶまれている。

 「恋愛、結婚は本人の自由」と割り切り素直に声優の幸せをおめでとうと言えるファンもいるが、やはり「裏切られた」と離れるファンが多いのも事実。恋愛、結婚は人気と引き換え、というのも声優にとっては酷な話である。

『VOCALOID2 キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク HATSUNE MIKU』

 
やっぱり2次元は裏切らない

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