「真相の幕引きには程遠く…」島田紳助を引退に追い込んだ”ヤバネタ”とは!?

shimadashinsuke0823.jpg島田紳助を本当に追い詰めたものは……

 23日夜にタレントの島田紳助(55)が緊急会見で突如として引退を発表し、芸能界が騒然となっている。

 引退会見での紳助と所属事務所よしもとクリエイティブ・エージェンシーの水谷暢宏社長の発言によれば、恐喝未遂罪に問われている元プロボクシング世界王者・渡辺二郎被告(56)と紳助の間で交わされたメールのやり取りを、外部の人物が吉本興業にタレこんだという。

 渡辺被告は某広域暴力団の二次団体の相談役を務めていると言われ、このメールによって吉本側が紳助と暴力団関係者の親密交際を把握。8月中旬頃に本人に問いただしたところ紳助は事実だと認め、引退を申し出たという。

 吉本側が引退を正式に受け入れたのは、紳助の発言によると会見の数時間前。各メディアはもちろん、吉本興業の社員ですら一部の上層部を除いて全く知らされておらず、レギュラー番組の制作関係者にも直前になって通達されたため、各局は番組差し替えなどの対応にテンヤワンヤの状態となっている。

 紳助といえば、2004年に吉本興業の女性社員(事件後に退職)を殴った事件で損害賠償約1,045万円の支払い命令を受けたり、09年の『オールスター感謝祭』(TBS系)生放送中に若手お笑いトリオ・東京03を恫喝する場面がカメラに映り込んだりと、超売れっ子にもかかわらず常に暴力の匂いが付きまとっていた。

 とはいえ、今回の一件はメールの内容のみが引退の根拠となっており、しかも4~6年前のもの。本人も会見で「引退しろと言われたわけではないですし、僕が何も言わなかったら謹慎処分だったと思う」と言っていたように、過去のこととして謹慎程度で済ませることも可能だっただろう。

 吉本興業と言えば、創業家一族と現経営陣との間に勃発した”お家騒動”の背後に暴力団関係者が存在したとも報じられており、そのイメージを払しょくするために”黒い交際”に対して厳しく臨むという姿勢になったのかもしれない。だが、テレビレギュラー6本、CM6本を抱え、吉本を長年支えてきたタレントをメールのやり取りのみを根拠に、テレビ局やスポンサーにも配慮せずに電撃引退させるという異常事態には、やはり疑問が浮かぶ。

 この騒動はベテラン芸能人にも不可解に映ったらしく、関西を拠点に活躍するタレント・やしきたかじん(61)は、Twitterで以下のようにつぶやいている。

「今、zero見てますが歯切れ悪いですね。本質が暴力団とのメールだけで吉本興業は切らないと思いますが」
「年10数億円稼ぐタレントは事務所に取ってドル箱です。特に金にシビアで有名な吉本が誰も確証のないメールを盾にする事自体が訝(いぶか)しい」
「此れで真相の幕引きには程遠く、週刊誌等がかなり動くと思われます。紳助一人の判断でないのは確かだと思うのですが」

 ほとんどの人が納得できないであろう会見だっただけに、現在は各メディアの記者たちが引退の真相を探るために取材を続けているが、確信的な情報を得たという者はおらず、いまだ闇の中といったところ。某週刊誌が紳助の”ヤバネタ”をスクープし、その記事が出るのを見越して先手を打った引退会見とも言われたが、ヤバネタの中身が何なのか誰も確実な裏がとれていない状況だ。

 紳助は会見で「僕はここ数年間、ワケの分からん記事をいっぱい書かれました。ヤクザを使って競売物件を買ってるとか。カジノに出入りしてるとか、命をかけてもありません。僕がもし、本当にそんなことしてたら、みなさんの前で腹を切ります。週刊誌に書かれても我慢してきました」と、これまでの報道を否定する皆を語っている。

 これに続けて「明日から一般人なので、ウソを書かれたら告訴する気持ちでいます」と発言し、その後も「明日からは遠慮せんと告訴できるなとホッとしている」などと数回にわたってマスコミを牽制する言葉を発している。単純にウソを書かれたくないという気持ちもあるのだろうが、うがった見方をすれば探られたくない深い事情があるようにも聞こえる。

 芸能界が引っくり返るような大騒動になった引退劇だが、まだまだ我々を驚かせる”何か”が隠されている可能性はありそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

『島田紳助100の言葉』

 
最後の言葉はなに?

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