「不倫旅行物」の名匠が言葉を失った、ある人妻の告白

140c1559pltopZ.jpg作品名:人妻不倫旅行 #113
◆メーカー:ゴーゴーズ◆品番:C-1559◆時間:180分◆価格:オープン価格

 悩みを抱える人妻たちがさまざまな理由や言い訳を掲げてAV出演を決意し、束の間の不倫旅行を通じて、女として生まれてきた悦びを再確認する。人妻旅情系の元祖として知られ、今や不朽の名作シリーズとなった高橋浩一監督の代表作『人妻不倫旅行』。悩める人妻たちの日常の愚痴や深い恨みつらみ、そして欲求不満となった肉体を全てその身ひとつで受け止めてきた名監督が今回ばかりは、「想像を絶する話に言葉を失った」と、言う。

 第113弾に登場した人妻は、40歳の東北妻。結婚18年、子どもは女の子ばかり3人。大家族のために骨身を削って働き、いつも遠慮をしていたという彼女の言葉はずっしり重く、田舎妻の苦労を思い知らせるものばかり。しかし性生活の話に及ぶと、愚痴とは思えない衝撃の告白が飛び出し始める。

「夫とのセックスは10年で2回。近親相姦みたいな気分でイヤでした。でも、それが夫には不満だったみたいです」

 これが原因で夫から浮気疑惑を持たれ、疑心暗鬼に陥った夫が衝撃の行動に……。壮絶すぎる結婚生活、突然の三くだり半、実母の病気、失業……。

「死んじゃいたい……というか……消えちゃいたい……。でも、明日死ねるかもしれないから、今日は生きていよう」

 ……正直に言おう。重たい。というか、これはAVレベルの話じゃないだろと、引いて引いて引きまくり、紹介すべきかどうか迷った。でも、旅館に到着してからの監督の男気に、腰が砕け、メロメロになり、ホロリの末に、股間が悶々と火照り……紹介することに決めた。

 注目して欲しいのは、こんな壮絶妻のとめどなく悲しい話を一瞬で封じた監督の魅惑の口づけ。温泉を目の前に、子どもの想い出話をし始めたそのタイミングで、腕を引き寄せ有無を言わさずキス。なんて男前なんだ~、高橋監督。その勢いでセックスへとなだれこみ、服を剥ぎ取り、いきなりクンニ。すると、さっきまでシリアスモードだった人妻が、「やだぁ~、恥ずかしいよぉ」と乙女のように恥じらい始めたのだ。

 18年間、耐えることで自分の身を守ってきた女のすがるようなフェラ。顔を顰めて、ヒクヒクと痙攣し、畳をむしる勢いでのたうちまわる壮絶なセックス。野獣の咆哮にも似た濁った喘ぎ声。

 後に監督がブログで、この時の想い出を「セックスは快感を与えるだけのものではない」と綴っておられるが、観る人も興奮以上の何かを得ることができるはずだ。重たい内容なのに、気が付けばずっぽり興奮していた筆者。悲惨な現実を抱えながら生きている女のセックスが、これほどまでに肉欲に満ち溢れ、エロティックだなんて知らなかった。
(文=文月みほ)

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