内田裕也はまだまだ青い!? 日本芸能界、衰え知らずのビッグスターたち

 上原美優の突然死に続いて日本列島を揺るがした内田裕也逮捕の一報。すでに各種報道にも流れていることだから詳細は省くが、強要未遂罪と住居侵入罪で逮捕された内田。被害者は以前彼が交際していたという女性だった。つまり内田は女性にフラれたということだ。さすがはロックンローラー、脅迫めいた交際の強要だけに飽き足らず自宅にまで侵入するとは、やることがけた外れだ……。

 もちろん、いかに以前付き合っていた過去があるとはいえ、被害女性とすれば、あの内田裕也に交際を強要され、さぞ怖かったことだろう。だが、罪を認める内田にしてみれば、行き過ぎた純愛だったともいえる。よわい71にしての失恋──。逮捕された内田を擁護するつもりはないが、きっと年老いたロッカーの心は深く沈んだことだろう。

「世間一般の71歳といえば立派なおじいちゃんですよね。そんな年の人がストーカーまがいの行為をして逮捕されるなんて考えられませんが、一般の常識が通用しないのが芸能界とも言えます。むしろ、いくら年を重ねても枯れない情熱があるからこそ、彼らは芸能人としてやっていけるのでしょう。それだけバイタリティーがあり、パワフルだということです。今回の内田さんの行為は決して褒められるべきことではありませんが、そういったどうしようもない情熱というようなものが、実際彼の中にはあるのでしょう。そういう意味では、あの年になっても女性を追い掛け続ける姿はうらやましいですよね」(芸能ライター)

 確かに、若年男子の草食化が叫ばれる現代、70歳を越えてなお肉食獣のように女性を追い掛ける内田に若者たちが学ぶことはあるのかもしれない。もちろん相手女性に脅威を与えてしまったことは言語道断だが……。そこで、今記事では内田以上に肉食だったと思われる人々を紹介したい。

 まずは三船美佳の父として知られるラストサムライ・三船敏郎。彼が娘を授かったのは62歳のときだった。しかも相手は、当時不倫関係にあった女優の喜多川美佳。二人の年の差は28歳。正妻との離婚係争中に不倫相手が子どもを産むなんて、あまりにも侍すぎやしないだろうか。

 さらに希代の二枚目映画スター・上原謙は三船よりも高齢で子どもを授かっている。加山雄三の父としても知られる上原は、1936年(昭和11年)に女優の小桜葉子と結婚。しかし70年(昭和45年)に小桜と死別した5年後の75年(昭和50年)に38歳年下のクラブ歌手・大林雅美と再婚を果たす。そしてその5年後に当たる1980年(昭和55年)に、大林との間に現在女優として活躍している仁美凌を授かった。66歳で再婚し、71歳で娘を持ったというわけだ。
 
 極め付きは当代随一の踊りの名手と言われた歌舞伎役者・五代目中村富十郎。29年(昭和4年)生まれの富十郎は、96年(平成8年)自身66歳の時に33歳年下で元女優の久邇瑳代子と結婚。その3年後に長男、7年後に長女をもうけている。富十郎が69歳と74歳の時である。ここまでくると天晴以外の言葉は見つからない。

 近年話題になった有名人の高齢結婚といえば、08年当時73歳で30歳年下の女性と再婚したフリーアナウンサーの山本文郎などの例がある。

 恋愛に年齢は関係ないなどとはよく美談のように言われることだが、一般的に考えて高齢での結婚を実践するのは難しいことだろう。しかもそれが同世代の相手ではなく、何十歳も若い相手で、子どもまで作ってしまうとなると、なかなか普通の男性にはできないことだ。さすがは一流芸能人たちといったところなのかもしれない。是非はともかく、モテるやつはいくつになってもモテるということなのだろう。今回逮捕された内田裕也には酷かもしれないが、フラれた事実を受け止めて、今後精進してモテる男になってもらいたい。ヨロシク!
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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いくつになってもハッスル・ハッスル!

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