あのバイブOL桃子と大人気アダルトショップm’s(エムズ)のイケメン社長が、最強のバイブ作りを目指す!!

MSCYZO20101119Z.jpg*イメージ画像:左から「King Cobra」「Sur-Vib」「黒部の男根」「嵐を呼ぶ男根」 ネーミングセンスも味わいのひとつ

 昨年メンズサイゾーに降臨し、爆発的な話題を呼んだ「バイブ依存症OL・桃子」と、「月刊サイゾー」や当サイトでも独自の大人のおもちゃ論を展開する「大人気アダルトショップm’sの中田社長」がタッグを組んで最強のバイブレーターの商品開発に臨むこの連載。 はたして、どんな素晴らしいモノができるでしょうか。

本気の商品を作りたい!!

──このお二人がタッグを組んだら、最強のバイブレーターが作れるに違いない! そして、その最強のバイブレーターをメンズサイゾーで売り出したい!! ということで、今回お二人にお越しいただいたんですが。

社長 桃子さんのブログでは、いつもウチの商品を絶賛していただいています。あまりにm’sをひいきにしていただいているので、僕がお金を払って宣伝してもらってるんじゃないのってよく言われるんですよ(笑)。でも、あまりにブログが素晴らしいので、当然他社からも開発の話が来ていると思っていました。

桃子 お話をいただいたこともあるんですけれども、他社さんではやらないつもりです。今回は、いちユーザーの立場から、m’sというアダルト業界のトップを走る会社にいっぱい意見を言って、きちんと女性ユーザーと向かいあった商品を作りたいです。よろしくお願いします。

社長 どうせやるなら本気の商品を作りたいと思っています。桃子さんにはウチの商品の悪口とかも聞きたいですね。この業界、作る段階で会社の女の子の意見はちょこっと聞けるくらいで、ユーザーの感想ってほとんど聞けないんです。2chとかも見て参考にしてるんですけどね(笑)。ぜひ、女性代表として不満と改善点をガンガン言ってください。

桃子 他社さんから「女性の感想が本当に分からない」って言われたことがあるんです。それを聞いて、「え、じゃあ、いままでどうやって作っていたの?」って思って……。

社長 男性的観点で、ですね(笑)。きちんとマーケティングしてるっていう会社はほぼ皆無なんですよね。開発部があるところはごくわずかなメーカーしかない。まともなプロセスを踏んで開発されたのはTENGAさんが初めてですよ。あれは画期的だった。ああいうのをm’sのスピードとパワーで作りたいですね。

桃子 おじさんが決めたんだろうなーって思う、変なネーミングのバイブとかありますもんね(笑)。開発会議しているところ、見たいなあ。

──では早速、本題に。たとえば桃子さんが普段使っているバイブで、これだけは絶対はずせないポイントなどはありますか?

桃子 本当は、女の子によって違うから難しいことだとおもうんです。でも、m’sさんの『EROTIC LOVERS(12月上旬発売予定)』は衝撃的でした。私、生々しい肌色だったり、原色の毒々しい紫だったりが苦手なんですけれども、これは真っ白だからキレイでかわいいくって。とても柔らかい素材で出来ているので気に入っています。買いやすいし。女の子にオススメしたいのはこんな感じかな。

社長 それはウチのオススメ商品だったんです! 女性が選びやすいようにカラーリングも白にこだわって、素材も今までにない特殊な感じにしたんですけれども、本当に全然売れなくて……。熟練の職人が、ひとつひとつ手作業で作っているのでどうしても値段が高くなっちゃうし。だから桃子さんにブログで取り上げていただいたときには本当に嬉しくて。分かってくれる人がいたぞ!! って。

桃子 最近は使いすぎてちょっと黄色くなってきちゃった(笑)。防水加工なんですけれども、あたしお風呂じゃ使わないからいらないなーって思っていたけど、洗いやすいところもすごくよくて……。

社長 使っている人にしか分からないことですね!

──逆に、これはイヤだとか、改善してほしい点は?

桃子 アダルトグッズって、ジョーク商品ですっていうエクスキューズが入っていますよね、これって何があっても責任持たないよってことだと思うんですけれども。

社長 日本にはアダルトグッズに関する法律が無いんですよね。

桃子 アダルト業界の「抗菌」ってのも、あんまり信用できないのもあるし。

社長 うちは、除菌のティッシュを、配布するように進めています。年末からすべての商品に付けますよ。

桃子 わあ! それだけでもm’sで買おうって思います!! あと、買うたびに電池がついてくるので、うちに電池がいっぱい貯まっちゃって困っています。あ、それはわたしがバイブを買いすぎなのかな(笑)。

社長 (笑)。エネループをつかうとエコなんですけど、あれだとモーターが焼けちゃうのが問題なんですよね。こういう内部事情もあるんですよ。

──さて、どんなオリジナル商品を開発していきましょう?

社長 この業界、オリジナルの定義が難しいんです。パッケージのデザインだけ変えて、出来ました! だったら3日で出来るし、素材から選べば1年くらい余裕でかかってしまう。だから選択肢として、素材のパターンを僕が用意をして桃子さんに選んでもらう。桃子さんの知識と僕たちの技術の組み合わせていく。こんなに長さはいらないとか、動きの強弱とか、コントローラーの位置なんかにもこだわっていきたい。

桃子 わたしの知識でよかったら是非。あ、コントローラーは片手で操作できるものを。 もう片手でビデオのリモコンを持ったりする娘もいるんで(笑)。楽しみです。
(取材・文=森下みちよ)

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